防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

大阪市南部 小学生狙い連続強制わいせつ 同一犯20~30代男 ナイフで脅迫

2006年07月28日 | 子供の防犯


大阪市南部 小学生狙い連続強制わいせつ 同一犯20~30代男 ナイフで脅迫


 大阪市南部で平成16年9月から今年7月にかけて、小学生の女児ばかり
が狙われ、マンションの踊り場などへ連れ込まれた後、わいせつな行為を強
要される事件が少なくとも6件発生していたことが28日、わかった。目撃
証言や犯行手口などからいずれも同一犯とみられ、大阪府警は連続強制わい
せつ事件と断定し、本格捜査に乗り出した。女児にナイフを突き付けて「殺
すぞ」などと脅した悪質なケースもあり、府警は目撃された20~30歳代
の若い男の割り出しを急ぐとともに、被害申告の出ていない事件がほかにも
あるとみて情報収集を進めている。

 調べでは、平成16年9月、住吉区内のマンションで、当時小学校低学年
の女児が襲われて以降、同様の手口による事件が連続的に発生。

 発生現場はいずれも同市南部に集中しており、これまでに少なくとも6件
の発生が確認されている。

 被害者はいずれも小学生の女児で、大半は低学年。6件とも昼間から夕方
にかけて下校途中の女児が狙われており、マンションや団地内の踊り場のほ
か、人目につきにくい通路で犯行に及んでいた。

 これまでの調べで、犯人の男はマンションなどで女児と一緒にエレベータ
ーに乗り込み、女児の腕などをいきなりつかんで無理やり踊り場などへ連れ
込んでわいせつな行為を強要。カメラ付き携帯電話で行為を撮影したり、ナ
イフを突き付けて「騒いだら殺すぞ」などと脅したケースもあったという。

 被害女児らの目撃証言などから犯人は20~30歳代の若い男とみられ、
身長は170センチ前後。黒っぽい服装が多く、犯行後に自転車で走り去る
のが目撃されたこともあった。

 一部のマンションの防犯カメラに犯人とみられる男の姿が写っていたケー
スもあり、府警は犯行の手口やこれらの身体的特徴などからいずれも同一犯
による連続犯行と断定した。

 男は犯行後、女児に口外しないよう執拗(しつよう)に脅していたといい、
確認されている6件以外にも被害申告の出ていない事件があるとみて、府警は
情報収集を進めている。

     ◇

 ≪増える性犯罪 再犯率47%≫
 抵抗できない幼い子供が性犯罪に巻き込まれる事件は後を絶たない。幼女を
狙った性犯罪事件が殺人などの凶悪事件にエスカレートするケースも目立って
おり、性犯罪の増加は最近の犯罪情勢を象徴する現象の一つだ。通学路の安全
確保や性犯罪の防止対策など子供を守るための重い課題を前に関係機関の懸命
な取り組みが続いているが、増加の歯止めはかかっていないのが現状だ。

 警察庁によると、平成16年中に未成年が性犯罪に巻き込まれた事件は64
91件で、10年前に比べ約2・5倍に激増。また小学生以下の女児らに対す
る強制わいせつや強姦などで摘発された466人のうち193人が過去に犯罪
歴があった。

 同庁が実施した追跡調査によると、昭和57年から平成9年にかけて小学生
以下の女児らを襲った強姦事件容疑者の506人のうち240人が摘発後に強
姦などの性犯罪事件を起こし、再犯率は47・4%に上った。

 平成16年11月、奈良市で小学1年の女児=当時(7)=が下校途中に元
新聞販売店員、小林薫被告(37)に誘拐され、自宅アパートで殺害された。
昨年11月には広島市安芸区で小学1年の女児=同=がペルー国籍の男に殺害
され、栃木県今市市でも同年12月、小学1年の女児=同=が何者かに殺害さ
れるなど、凶悪事件が続発している。

 いずれの事件も性的ないたずら目的から犯行がエスカレートしたとみられる。
小林被告は過去にも幼女を襲った性犯罪事件で摘発されており、一連の公判で
は「高校時代から幼女に興味があった」などと証言した。

 こうした犯罪情勢を契機に昨年6月、性犯罪者の再犯を防ぐために法務省か
ら警察庁へ出所者情報を提供する制度がスタート。事件が起きた奈良県では昨
年7月、子供を狙う犯罪の未然防止を目的につきまといや児童ポルノ所持など
を「子どもへの犯罪のきっかけ」とみなして禁じる全国初の条例が施行された。

ヤフーニュース

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 上記記事のように大阪市南部で小学生の女児を狙った連続強制わいせつ事件
が発生しています。

○被害女児、大半が低学年→ターゲットにしやすい。コントロールしやすい。
○犯行時間→昼間から夕方
○被害者→下校途中の女児(恐らく1人になった女児)
○犯行現場→マンションや団地内の踊り場のほか、人目につきにくい通路

エレベーター内への乗り込みによる犯行も、実際問題、子供たちは自分が
乗り込んだ後から男性がギリギリで乗り込んで来た場合、急いで逃げたり
は出来ないと思います。既にエレベーターは可動していますので、非常
ボタンを押したり、最寄の階のボタンを押して、扉が開いたら逃げる方法も
かなりのリスクが伴います。

「単純に知らない人の乗ったエレベーターに乗らない」ではこのような犯罪
は防げません。

実際にはもっと前の段階、不審者が女児をターゲットとして接近が行なわれ
る前に逃げる方法が一番安全です。

犯罪者は実際に犯行を行なう場所よりも前から「被害者を選別」しています。
子供が1人になる場合、犯罪者による尾行がないかどうかを確認する事も必要
です。自分の周囲を確認して誰がついて来ていたら、最寄の家や人に助けを
求める方法が子供には適していると思います。

私的見解ですが、刃物による脅迫も単純に「ターゲットをコントロールしやすい」
というのが理由のような気がします。犯行後に執拗に脅迫する行為も「口止め」
して単純に犯行の発覚を遅らせるのが狙いでしょう。私自身も経験がありますが、
刃物による脅迫の場合で、言葉による脅しが伴ったような時は、実際には刺す行為
が伴わない場合が多いものです。本気で刺すつもりならば直ぐに刺してくるでしょ
う。

我々の防犯教室でも緊急時の対応訓練として、刃物で脅迫された場合の護身術や
避難方法などもやっております。しかし、これらも安全に「避難」するためのものですし、
このような危機的状況に自身を陥らせないのが一番の目的です。


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