防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

子供の安全な歩き方

2006年07月19日 | 子供の防犯


今日は「子供の安全な歩き方」についてです。

「4m前を見て歩く」・・・これは先の講習会の際に清永先生が
おっしゃられていた子供の安全な歩き方です。子供が大人相手に逃げるには、
4m前の距離(ランドセルを背負っている場合、6m)から走り出さなけ
ればいけないそうです。

この点は我々のグループでは、犯罪の起こる距離・時間【5秒6m】
として教えています。清永先生がおっしゃる「4m前を見て歩く」という
方法は、我々のグループで教えている「子供と不審者との距離」で言い
換えると、以下のCゾーンの行動に該当します。

①Aゾーン【不審者の手の届く距離】1.5m以内→直接的な声掛けや身体への接触、連れ去り等が可能
②Bゾーン【不審者の手の届かない最低の距離】1.5m以上→直接的な声掛け可能
③Cゾーン【不審者の声掛け→挨拶、呼びかけの距離】6m以内→挨拶や呼びかけは可能
④Dゾーン【不審者によるターゲット選定の距離】6m以上→不審者によるターゲット選定の距離

我々の防犯教室では、小学生以上の子供たちには、出来るだけ【Dゾーン】の
ように距離があるうちに一般の人と不審者を識別して逃げる(距離を取る)ように指導しています。
また、犯罪者の尾行の有無を確認する方法などもやっております。

我々の指導する「子供の安全な歩き方」は、常に自分を中心にした6m前を中心に
更に前方を見ながら、又は周囲の音を聞きながら行ないます。特に視覚だけでなく
普段聞かない音や気配などに注意を払い、音や気配があればその方向の安全確認を
行ないます。また、このような人の気配を察知する感覚を養うための訓練(遊び)など
も皆でやっています。歩く時の歩幅は自然な歩幅で結構です。腕は特別に振る必要
はありません。腕を大きく振ると不審者と児童の距離がAゾーンの場合、腕を掴ま
れる可能性が高くなります。

 実は今朝も両手に荷物を持った我が子の腕を掴んだのですが、荷物を持った手で
上手く離脱されました。教えた事を憶えていてくれたようで嬉しいです。

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