防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

ある朝のあたしんちの風景

2006年07月18日 | 子供の防犯



長崎県内は日曜まで30度以上の非常に暑い日が続いていました。
私も交通2級の特別講習で駆り出されていましたが、本当に暑くて
大変でした。

このような炎天下の中で屋外作業や運動をする場合は注意が必要です。
こまめな休憩(水分・塩分補給)が必要不可欠になります。

熱中症対策については、事前に天気予報などで明日の「暑さ指数」などを
調べて上記の事項に注意しておけば、ある程度の予防は可能です。
同様に風邪などの予防も毎日のウガイや手洗いの実施でかなりの感染が
防げます(健康維持管理)。

これは「子供の防犯」に対しても言えます。日々の基本的な事の
積み重ねでかなり犯罪被害の危険性を軽減する事ができます。

例えば例を挙げますと・・


○「雨の日の登下校時は、出来るだけ顔を上げ、傘を地面と垂直に持つ」
  雨の日は周囲の音が聞こえづらく、子供の視線も下がりがちになります。
  そうすると前方に不審者がいても発見が遅くなってしまいます。ですから、
  顔をあげることで、前方の視界を確保し、傘を地面と垂直に持つ事で、
  傘で塞がりがちな後方への聴力を妨げない意味があります。
  当然「子供の安全な歩き方」というものもあります。


○「手荷物が多い時の登下校時は不審者から狙われやすい?」
  不審者は本当にそう思っているかもしれません。しかし、手荷物を逆に自分
  に有利に利用する事で、不審者から襲われた場合などの危機的状況を回避で
  きる確率が高まります。

  ・・・さて、我が家でのある朝の出来事です。

  うちの子供が小学校に登校する為に両手に一杯の荷物を持って準備していました。
  いよいよ家の玄関を出るために私の前を通り過ぎようとした瞬間、私は子供の腕を掴みました。

  ○子供「・・・・」(びっくりした様子で無言で私を見つめる)

  ○私「ほら、犯罪者が腕を掴んだよ、どうする?」

  ○子供「あっ、そうか・・・」(いつもの要領で離脱(逃げる)しようとするが荷物が多く逃げられない様子)

  ○子供「今日は荷物が多くて逃げられないよ」

  ○私「それは関係ないよ。犯罪者は人間の弱いところを狙ってくるんだよ。君が腕に荷物をたくさん抱えて
      逃げづらいと分かったからお父さんは腕を掴んだんだよ。弱いところが分かればいつでもどこでも
      狙われるんだよ。よく頭を使って考えてごらん」

  ○子供「分かった・・」(掴まれた腕の荷物を反対の手で持って離脱成功)

  ○私「そうそう、出来た、出来た。それから、両手が塞がった状態でも犯罪者から逃げる事が出来るよ。ほら」
     (実際にやって見せる)

  ○子供「本当だ、分かったよ。それじゃあ行ってきます(笑)」

  ○私「行ってらっしゃい(笑)」

これらの事も基本的な事の積み重ねですが、本当に基本を何十にも積み重ねてゆく事が大事なのだなぁーと
実感させられました。

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