防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

防災無線実験:電子タグで児童の安全確認 保護者は高い満足度 /熊本

2007年05月29日 | 子供の防犯



防災無線実験:電子タグで児童の安全確認 保護者は高い満足度 /熊本


 行政のデジタル防災無線網を使って登下校中の児童の安全を
確認する「子ども見守りシステム」を研究している九州総合通
信局(熊本市)は、3月に合志市で実施した実証実験の結果を
まとめた。主な地点での確認率が80%を超える一方、児童に
遮られて信号が届かず安全確認ができなかった場合があるなど
の課題も見つかった。

 児童が身につけた電子タグ(縦5・5センチ、横3・5センチ、
重さ15グラム)の信号を通学路や校門に設置した読み取り装置
で受信、安全な通過を保護者にメールで知らせる仕組み。実験は
3月上旬、合志市立南ケ丘小(末田稔校長)の1~4年生80人
が参加した。

 同局陸上課によると、校門前の読み取り地点では平均約84%
の児童の安全を確認した。一方、同じ地点で延べ22人が探知出来
なかった日もあり、背の低い児童の信号が横を歩いていた上級生に
遮へいされて読み取り装置に届かなかった可能性が高いことが分か
った。

 同課は、読み取り装置の数を増やし、設置場所を工夫すれば問題
は解決するとし「自治体の協力も得て実現に向け努力したい」と話
している。

 同時に行った保護者アンケート(回答者63人)では98%が
「非常によかった・よかった」と高く評価。96%が実現したら活
用したいと答え、高いニーズがあることも判明した。

ヤフーニュース

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実はこの「電子タグ」は以前、試験導入している学校でもお話を聞いた
事もありますが色々と問題が多いようです。
「システムはあくまで機械ですから、当然間違った情報を発信する事も
往々にしてあります」

私も以前から「こどもの現在位置情報の確認」=「安全」とは一概に言えない、
と安易なシステム導入に警鐘を鳴らしておりました。こどもの実際の「安全」
と親の「うちの子は○○○を持たせているから大丈夫という過信」などから
くる「安心」も同一ではありません。

安易に「防犯ブザーを持たせたから大丈夫」

    「GPSを持たせたから大丈夫」

    「電子タグを持たせたから大丈夫」

とは言えません。それは単純にこどもに防犯グッズ等を与えただけです。

実際には「事前に危険な場所を避けたり」、「子どもが犯罪者の
ターゲットにされない方法を知ったり」、「雑踏の中での不審者の
識別法」について学んだりする方が余程役に立つと私は思います。

これからのこどもの防犯では防犯機器や防犯グッズに頼らない「防犯学習」
がメインになってくるでしょう。

当然、防犯学習の効果は「脳」に記憶されます。
防犯機器やグッズは故障すれば終わりですが、「脳」は人間の体の一部ですから
、日本中、いや世界中、何処に行ってもいつでも利用可能です。

皆さん、そろそろ防犯機器やグッズなどの「ハード面」だけではなく、
防犯教育などの「ソフト面」に目を向けませんか?


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