◇ 株式市場は楽観ムード = ダウ平均は先週54ドルの値下がり。終り値は3万3707ドルだったが、火曜日には3万4000ドルに到達した。5月上旬以来の高値である。さすがに利益確定売りが増えて株価はやや反落したが、市場は楽観ムードに包まれている。物価の上昇率がわずかに鈍化し、長期金利も2.8%台で落ち着いているためだ。パウエルFRB議長の「いずれ引き締めの程度は和らぐだろう」という発言も、楽観論を元気づけた。
日経平均は先週383円の値上がり。終り値は2万8930円だったが、17日には2万9000円台に到達した。1月上旬以来の高値である。東京市場でも、楽観論が優勢となっている。その1つの要因は、ドル・ベースでみるとまだ1月の高値に比べて13%も低いこと。それだけ割安感が強く、外国人投資家にとっては魅力が大きい。
ニューヨークでも東京でも楽観論が強いから、重大なマイナス材料が発生しないかぎり、株価は上昇基調を続けそうだ。ダウ平均は3万5000ドル、日経平均はことしの新高値を目指すことになる。ただ、そこまで上昇すると、利益確定の動きも活発になるだろう。株価がそこを突き抜けて新たな環境に進めるかどうかは、主として企業業績の見通しにかかってくると言えそうだ。
今週は25日に、7月の企業向けサービス価格。26日に、7月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは23日に、7月の新築住宅販売。24日に、7月の中古住宅販売。25日に、4-6月期のGDP改定値が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週383円の値上がり。終り値は2万8930円だったが、17日には2万9000円台に到達した。1月上旬以来の高値である。東京市場でも、楽観論が優勢となっている。その1つの要因は、ドル・ベースでみるとまだ1月の高値に比べて13%も低いこと。それだけ割安感が強く、外国人投資家にとっては魅力が大きい。
ニューヨークでも東京でも楽観論が強いから、重大なマイナス材料が発生しないかぎり、株価は上昇基調を続けそうだ。ダウ平均は3万5000ドル、日経平均はことしの新高値を目指すことになる。ただ、そこまで上昇すると、利益確定の動きも活発になるだろう。株価がそこを突き抜けて新たな環境に進めるかどうかは、主として企業業績の見通しにかかってくると言えそうだ。
今週は25日に、7月の企業向けサービス価格。26日に、7月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは23日に、7月の新築住宅販売。24日に、7月の中古住宅販売。25日に、4-6月期のGDP改定値が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ≫