◇ 怖い3月が近づいてきた = ダウ平均は先週352ドルの値下がり。終り値は3万5000ドルを割り込んだ。週の前半はオミクロンの拡大が頭打ちとなり、経済の正常化への期待が高まったことから買い。後半は1月の消費者物価が7.5%も上昇したことから、大きく売られた。いよいよ3月が近づき、FRBの厳しい引き締め政策が意識されている。セントルイス連銀のブラート総裁が「7月までに1%の利上げを」と語ったことも、市場の空気を冷やした。
日経平均は先週256円の値上がり。金曜日が休日だったため、アメリカの物価上昇は影響していない。2週連続の上昇となったが、まだ2万8000円には届かなかった。この2週間は、ずっと2万7000円台での上下動。要するに、2万6000円台に近付くと買われ、2万8000円台に接近すると売られる展開となっている。
FRBの金融引き締めが市場に及ぼす影響は、心理的なものにとどまらない。すでに長期金利は2%を超え、現実的に株式市場に影響を及ぼし始めている。さらにウクライナ情勢が悪化し、原油の国際価格は1バレル=93ドルに達した。市場を取り巻く環境は、決して芳しくない。日経平均もニューヨークの流れを受けて、今週は下げの局面からスタートすることになるだろう。
今週は15日に、10-12月期のGDP速報。16日に、12月の第3次産業活動指数。17日に、1月の貿易統計、12月の機械受注。18日に、1月の消費者物価。アメリカでは15日に、1月の生産者物価。16日に、1月の小売り売上高と工業生産、2月のNAHB住宅市場指数。17日に、1月の住宅着工戸数。18日に、1月の中古住宅販売。また中国が16日に、1月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週256円の値上がり。金曜日が休日だったため、アメリカの物価上昇は影響していない。2週連続の上昇となったが、まだ2万8000円には届かなかった。この2週間は、ずっと2万7000円台での上下動。要するに、2万6000円台に近付くと買われ、2万8000円台に接近すると売られる展開となっている。
FRBの金融引き締めが市場に及ぼす影響は、心理的なものにとどまらない。すでに長期金利は2%を超え、現実的に株式市場に影響を及ぼし始めている。さらにウクライナ情勢が悪化し、原油の国際価格は1バレル=93ドルに達した。市場を取り巻く環境は、決して芳しくない。日経平均もニューヨークの流れを受けて、今週は下げの局面からスタートすることになるだろう。
今週は15日に、10-12月期のGDP速報。16日に、12月の第3次産業活動指数。17日に、1月の貿易統計、12月の機械受注。18日に、1月の消費者物価。アメリカでは15日に、1月の生産者物価。16日に、1月の小売り売上高と工業生産、2月のNAHB住宅市場指数。17日に、1月の住宅着工戸数。18日に、1月の中古住宅販売。また中国が16日に、1月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫