◇ オリンピックに向けた最後の勝負 = 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は、増勢にやや落ち着きをみせている。感染者数は累計1億3313万人、死亡者数は288万7888人。感染者の増加数は前週より10万人増えたが、死亡者の増加数は700人減った。ブラジルやインドの増勢はなお高水準だが、ワクチン接種が進んだイギリスやアメリカの改善が貢献している。しかしアメリカでは規制の緩和とともに感染がぶり返す兆しも現れており、全く油断は出来ない。
ワクチンの接種率は9日の時点で、イギリスが56.1%、アメリカが51.7%。主要国のなかでは、この2か国が断トツに高い。そのイギリスはこの1週間で感染者が2万人の増加、死亡者は216人の増加にとどまった。アメリカも感染者は46万人、死亡者は7042人の増加。ひところに比べると激減している。しかしアメリカの場合は感染者がここへきて増え始め、コロナの再拡大が真剣に心配されている。
死亡者数だけをみると、ブラジルが34万人台。次いでメキシコが20万人台で、この2か国は医療崩壊の状態に陥っている。続いてインドが16万人台、イギリスが12万人台、イタリアが11万人台。さらにロシアが10万人台、フランスが9万人台、ドイツとスペインが8万人台に達している。このうちインドとフランスでは情勢が悪化、フランスでは全土に外出規制が実施された。
日本の感染者は累計49万7596人、この1週間で1万9109人増えた。来週は確実に50万人に達する。死亡者は9351人で、144人の増加だった。変異ウイルスが全国に広がり始め、政府は東京都などに「まん延防止措置」を適用することになった。5月11日まで実施するが、その時点でコロナが収まらず再延長したり緊急事態宣言の再発令になれば、もう時間がない。オリンピックの開催には赤い点滅信号が灯ることになる。
≪9日の日経平均 = 上げ +59.08円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
ワクチンの接種率は9日の時点で、イギリスが56.1%、アメリカが51.7%。主要国のなかでは、この2か国が断トツに高い。そのイギリスはこの1週間で感染者が2万人の増加、死亡者は216人の増加にとどまった。アメリカも感染者は46万人、死亡者は7042人の増加。ひところに比べると激減している。しかしアメリカの場合は感染者がここへきて増え始め、コロナの再拡大が真剣に心配されている。
死亡者数だけをみると、ブラジルが34万人台。次いでメキシコが20万人台で、この2か国は医療崩壊の状態に陥っている。続いてインドが16万人台、イギリスが12万人台、イタリアが11万人台。さらにロシアが10万人台、フランスが9万人台、ドイツとスペインが8万人台に達している。このうちインドとフランスでは情勢が悪化、フランスでは全土に外出規制が実施された。
日本の感染者は累計49万7596人、この1週間で1万9109人増えた。来週は確実に50万人に達する。死亡者は9351人で、144人の増加だった。変異ウイルスが全国に広がり始め、政府は東京都などに「まん延防止措置」を適用することになった。5月11日まで実施するが、その時点でコロナが収まらず再延長したり緊急事態宣言の再発令になれば、もう時間がない。オリンピックの開催には赤い点滅信号が灯ることになる。
≪9日の日経平均 = 上げ +59.08円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】