◇ コロナ第2波への不安感が噴出 = ダウ平均は先週483ドルの値下がり。これで4週間の続落となり、この間の下げ幅は1500ドルに近い。先週の下げはヨーロッパの主要国がコロナ第2波に襲われ、次々と規制を強化したことがきっかけ。だがアメリカでも感染者は増大しており、市場は欧米のコロナ再拡大に改めて不安を感じたようだ。しかもアメリカでは、コロナ対策の追加支出について与野党の議論が折り合わない。これも市場では売り材料になった。
日経平均は先週156円の値下がり。欧米の株価が大きく下げた割には、粘り腰をみせた。というのも日本ではコロナが鎮静化し、旅行やイベントなどに対する規制が緩和されているからだ。また円の対ドル相場が大きく上昇していないことも、株価を下支えしている。さらに菅新内閣の経済政策にも、期待する投資家が多かった。
ニューヨーク市場は反発の動きをみせるかもしれない。しかし追加のコロナ対策が成立しない限り、大幅な上昇は見込めないだろう。東京市場の粘り腰は続きそうだが、こちらもニューヨークが弱ければ大きくは上げられない。そして欧米と日本では、コロナの満ち潮と引き潮が真逆になった。この現象が今後の株価や為替相場に、どんな影響を与えるのだろうか。研究すべきテーマになってきた。
今週は30日に、8月の鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、9月の日銀短観、新車販売台数。2日に、8月の労働力調査。アメリカでは29日に、9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、4-6月期のGDP確定値、8月の中古住宅販売。1日に、9月のISM製造業景況指数。2日に、9月の雇用統計。また中国が30日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週156円の値下がり。欧米の株価が大きく下げた割には、粘り腰をみせた。というのも日本ではコロナが鎮静化し、旅行やイベントなどに対する規制が緩和されているからだ。また円の対ドル相場が大きく上昇していないことも、株価を下支えしている。さらに菅新内閣の経済政策にも、期待する投資家が多かった。
ニューヨーク市場は反発の動きをみせるかもしれない。しかし追加のコロナ対策が成立しない限り、大幅な上昇は見込めないだろう。東京市場の粘り腰は続きそうだが、こちらもニューヨークが弱ければ大きくは上げられない。そして欧米と日本では、コロナの満ち潮と引き潮が真逆になった。この現象が今後の株価や為替相場に、どんな影響を与えるのだろうか。研究すべきテーマになってきた。
今週は30日に、8月の鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、9月の日銀短観、新車販売台数。2日に、8月の労働力調査。アメリカでは29日に、9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、4-6月期のGDP確定値、8月の中古住宅販売。1日に、9月のISM製造業景況指数。2日に、9月の雇用統計。また中国が30日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫