経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2020-06-01 08:26:35 | 株価
◇ 調整期に入る日米の株価 = ダウ平均は先週918ドルの値上がり。全米50州でコロナ規制が緩和されたことを好感し、26-27日の2日間だけで1000ドル以上も高騰した。3月の安値からは6800ドルも値を上げている。FRBが「景気の回復ペースは悲観的な見方が多い」という地区連銀の報告を発表、また米中関係の悪化が進むと株価は下落した。しかし、その下げ幅はきわめて小さかった。市場は異常なほどに強い。

日経平均も先週は1490円の値上がり。やはり行動規制の解除と第2次補正予算の編成が、上昇の原動力となった。日本の場合、コロナ対策としての緊急事態宣言は4月7日から5月25日まで。この間に日経平均は1800円上げ、さらに解除で1500円ほど上昇したことになる。先週末の水準は、3月の安値に比べると5300円の値上がりとなっている。

日米ともに、株価の上昇は速すぎる。規制の緩和や財政・金融政策も、ほぼ織り込んでしまった。周囲を見渡すと、これから焦点となりそうなのは、コロナ第2波の襲来と米中関係の緊迫化だけ。景気の回復はV字型にはなりそうになく、企業収益の悪化も続きそうだ。したがって常識的に見れば、株価はいったん調整せざるをえないだろう。

今週は1日に、1-3月期の法人企業統計、5月の新車販売。5日に、4月の家計調査と景気動向指数。アメリカでは1日に、5月のISM製造業景況指数。3日に、5月の非製造業景況指数。4日に、4月の貿易統計。5日に、5月の雇用統計が発表される。

       ≪1日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>