◇ ピークを迎えた決算発表 = 日米ともに、企業の4-6月期決算発表がピークを迎えようとしている。そんななかでダウ平均は先週393ドルの値上がり。一方、日経平均は15円の値上がりにとどまった。いろいろ理由は考えられるが、企業経営者がことし後半の業況をどう予想しているかの差が大きい。アメリカでは好業績が続くとみる経営者が多く、日本では減益予想が広がっている。
米商務省が週末に発表した4-6月期の実質成長率は4.1%。なんと4年ぶりの高さだった。トランプ大統領による大型減税などの景気刺激効果が現われたものとみられ、この勢いはまだ持続するとの見方が強い。株価もこの勢いに乗っている。片や東京市場の方は円相場がやや下落したことで、なんとか水準を保っている状況だ。
気になる点もないではない。アメリカの場合は、貿易戦争の悪影響がいつ表面化してくるか。物価が上昇して個人消費に影が差すと、好況見通しにも狂いが生じかねない。日本の場合は、長期金利に上昇圧力がかかってきたこと。日銀が指し値オペで上昇を阻止しているが、異常な雰囲気が醸成されてきたことは否定できない。
今週は30日に、6月の商業販売統計。31日に、6月の労働力調査と鉱工業生産、7月の消費動向調査。1日に、7月の新車販売。アメリカでは30日に、6月の中古住宅販売。31日に、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、7月のISM製造業景況指数。3日に、7月の雇用統計とISM非製造業景況指数、6月の貿易統計。また中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
米商務省が週末に発表した4-6月期の実質成長率は4.1%。なんと4年ぶりの高さだった。トランプ大統領による大型減税などの景気刺激効果が現われたものとみられ、この勢いはまだ持続するとの見方が強い。株価もこの勢いに乗っている。片や東京市場の方は円相場がやや下落したことで、なんとか水準を保っている状況だ。
気になる点もないではない。アメリカの場合は、貿易戦争の悪影響がいつ表面化してくるか。物価が上昇して個人消費に影が差すと、好況見通しにも狂いが生じかねない。日本の場合は、長期金利に上昇圧力がかかってきたこと。日銀が指し値オペで上昇を阻止しているが、異常な雰囲気が醸成されてきたことは否定できない。
今週は30日に、6月の商業販売統計。31日に、6月の労働力調査と鉱工業生産、7月の消費動向調査。1日に、7月の新車販売。アメリカでは30日に、6月の中古住宅販売。31日に、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、7月のISM製造業景況指数。3日に、7月の雇用統計とISM非製造業景況指数、6月の貿易統計。また中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫