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コーダ(CODA, Children of Deaf Adults) @超・個人的ダーク話し。(長文) (要注意)

2023-11-01 08:44:29 | 雑記

11月の始まり。

2023年もあと2ヶ月。

 

 

昨日もJ関係、ゴタゴタな噂が報道された。

公式発表前に、何故に報道されるのか。

 

 

 

 

 

 

今日の内容は超・個人的ダーク話しなので、

気分が悪くなりたくない人は読まないように。

 

 

 

・ATP賞テレビグランプリ優秀賞
・放送文化基金賞
・ギャラクシー賞

ドラマ部門でこれらの賞を獲り、

高評価で大絶賛されていたドラマ「しずかちゃんとパパ」。

 

私も地上波放送の際、全話観賞。

本当に素晴らしい作品だと思いました。

 

 

ドラマ内容は、

父1人娘1人の父子家庭で、
ろう者である父の耳代わり口代わりを務めてきた娘が、
ふとしたきっかけで出会った男性と恋に落ち、
結婚するまでの親離れ子離れの物語を明るく温かく描くホームコメディ。

「ろう者やその家族は、ごく当たり前に生きている。
彼らは、憐れむべき弱者ではない。
その自然で力強い姿を、
聞こえる娘の結婚というひとり立ちを通じて描き出したい。
これは親子の愛情物語だ」

 

とのこと。

 

 

しかし。

私の本音は。

 

個人的に心がザワザワしてしまう内容。

モヤモヤが残りそうなので、

正直、観るのを辞めておこうと思ってた。

 

ドラマ「silent」は何故かモヤモヤしなかったけど、

(かわいそう設定ではなかったからかな?)

 

こちらのドラマでは、切り取った台詞や心理描写など、

ザワザワ、モヤモヤしてしまう点がありました。

 

 

かわいそうな人が明るく元気に頑張って生きていく姿に、

人は感動するんだな、と。

 

ドラマの中で聾者を勝手にかわいそうな人にしてしまってる感じがした。

 

主人公がかわいそうな人ではなかったら、

そういう感動はないんじゃないかと。

 

 

今日はそのことをだらだら書きます。

 

 

「しずかちゃんとパパ」

しずかちゃんとパパ

しずかちゃんとパパ

2022年3月からBSPのプレミアムドラマ枠で放送し、放送文化基金賞など国内各賞を受賞した「しずかちゃんとパパ」が、再編集版でドラマ10枠に帰ってきます!舞台は父一人...

しずかちゃんとパパ - NHK

 

 

 

まず。

このドラマで知ったこと。

 

親が聾者 (難聴) で、子供が健聴者。

その子供の方を、コーダ (CODA) というらしい。


コーダ(CODA, Children of Deaf Adults)とは、
きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子どものことを指す。
両親ともに、もしくはどちらか一方の親だけがろう者・難聴者でも、
聞こえる子どもはコーダとされる。


ヤングケアラーの聴覚障害版みたいな解釈なのかな。




観ている人達の感想は、毎回毎回、感動して号泣とのこと。

私も勿論、素晴らしいドラマだと思った。

 

けれど。

ドラマのはしはしにある台詞や心理描写を切り取ってしまう。

きこえにくい当事者からすると、モヤモヤする点が多かった。

 

だから、感動も引っ込んでしまう。





私が本格的にきこえにくくなったのは、

子供達は多少、大きくなっていたけれど、



うちの子供達は、コーダだったのか...。

ヤングケアラーだったのか...。

と、改めて思ってしまったこと。

 

このドラマを観て、

子供達には申し訳ないという気持ちを持ってしまったこと。

今も申し訳なさでいっぱいになっている。




また、健聴者からすると、耳がきこえない人は、


・音楽は無理、楽しめるわけがない。

・だから、音楽の話しはしないでおこう。

・自転車も乗らないし、乗れないだろう。

・耳がきこえないのに、自転車に乗ってる人がいると知ってびっくりだ。


・1対1で話すのは誰しも嫌だ。

・話すのにひと手間かかるから嫌だ。

・話し合いに骨が折れるから苦手だ。


・耳がきこえないなんて「かわいそう」。(ひそひそひそ...)

・いつもいつも「かわいそう」と言われてきた。


・聾者が1人で過ごす時の世界は、深い海の底。



このような描写があって、辛くなった。

分かっていたけど、分かっているけど。

改めて、健聴者には、こういう風に思われているのか、と。

 

今もなんか辛い...。

 

違う!!!と言いたい気持ち。

言ってもどうにもならない歯がゆさ。

負け惜しみにしか思われないだろう。






また。

私のような難聴者は、自分で自分をケアしているから、

セルフコーダ (CODA) でもあるんじゃないかと思った。


コーダ (CODA) のしずかちゃんは、

・他人の表情や態度で即、人の気持ちを察してしまう。

・先読みして行動してしまう。

・気が利きすぎる。

・気がつきすぎる。

・そのせいで、いい人ぶってるとか、うざいとか言われて (思われて) 嫌われてしまう。



あ、これ私だ、と思った。

私も、少々、生きづらいくらいに、人の気持ちを察してしまう。

そして、見過ごせなくて行動してしまう。

そして、嫌われる。

嫌われたことも、察してしまう。

もっと鈍感になろうと思っても、なかなか難しい。

一瞬で周りを観察できてしまうから。



人の気持ちに気づいても全部やらなくていい。

自分がしたいなと思うこと、自分が無理なく出来ることだけやればいい。

それくらいにしておけば、あれもこれもしてあげたのに…なんてモヤることもない。

気遣いも行きすぎると却って窮屈。

そこそこくらいがちょうどいい。



ということを、ドラマで改めて学べた。

 




しずかちゃんとパパが喧嘩した時の、しずかちゃんの台詞の一部。

「聞こえないお父さんを助ける。
親孝行なしずかちゃん。
それ以外やったことがなかったから、
だんだんどうすれば良いか分からなくなってきた。

何が言いたいのか、
何をしてほしいのか読み取って、
それやって正解して、喜んでもらえたら安心して。

(パパが) 聞きたくない、楽しくいるってことは、
嫌なことから逃げるってこと?
いつもそうじゃん。
いいよね、聞こえないって。
目をそらしたらさ、嫌なことが見えなくなるだけじゃなくて、
何にも聞かなくてすむもんね!」



しずかちゃんのパパは、生まれつきの聾者だけど、

本当に楽しく明るく図太く生きている。

健聴者に、

「どうしたら楽しく生きられるのか教えてほしい」と言われるほどに。



そして、

「その人がかわいそうかを決めるのはその人だけ。

勝手にかわいそうと決めるのはよくありません。」

と、学校の先生が児童達に教えていた。



 

因みに私は、音楽も聴けるし歌えるし、

自転車もバイクも乗れるし、車も運転してる。

 

話せるし聞こえるから、

「なんだ、聞こえてるじゃん」と思われがちで、

 

だけど、言葉が聞き取りにくいから、聞き返す。

そのたびに、私は謝ってばかりいる。

「すみません、聞き取れなかったので、もう一度、お願いします」と。

入社の面接なら一発でアウトだ。

 

人は聞き返されて、もう一度、同じことを話すのが面倒だから、

「え、聞こえてねーのかよ」
「めんどくさ」
「話しが理解できない馬鹿なのか?」

みたいな表情を一瞬する人が多い。

その一瞬の心の動きがバレてないと思いがちだけど、

私にはバレてますよ。

 

何かが駄目な人は、何かの感覚鋭いから。

 

そういう一瞬の表情に傷つくのが辛くて、

聞き返すことで場の空気を乱すのも申し訳なくて、

聞き取れてなくても、聞き返さず、

結果、情弱になりがち。

 

「あの時、みんなに言ったよね?なのに、なんで知らないの?」

みたいなことがよくあった。

これ、結構、きつい。(傷つく)

 

聞き取れてなかったけど、聞き返せなかった状況と心理。

理解してもらうのは難しい。

 

逆に、「めんどくせーな」的な表情を全くしない人もいて、

面倒くさがらずに、もう一度、話してくれる人もいる。

何なら、何も言わないのに紙に書いてくれる人もいる。

そういう人に出会うと、感謝倍増。

 

私みたいな者に優しく、自然に親切にしてくれる人は、

本当に「しごでき」(仕事ができる=有能&性格が良い) な人だと思ってる。

 

 

障害や病気がある人を、

かわいそうとか、不幸とか、幸せとか、

そういうことは人が決めることではないと思ってる。

自分の心が決めること。


自分を含めて、耳がきこえない、きこえにくい人達は、

不便はあっても、別に不幸ではなく、

むしろ楽しく明るく、幸せに生きていると思ってる。



これからも気楽に、楽しく生きよう♫

 

 

だから。

 

生きているだけで偉い!って思うようにしている。

 

今日も生きた!と。

 

 

しずかちゃんとパパ BDBOX [Blu-ray]
通常版
吉岡里帆,笑福亭鶴瓶
NHKエンタープライズ

 

 

 

ではでは。

今月もハッピーな毎日を。

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