「私は~思いますをやめよう vol.171」
作文を書く際に「私は~で始めるのは、よくない」ということをアメリカ在学中の英語のクラスで学びました。
小学校~高校までの12年間、具体的な作文の手法を一切学んでこなかった私にとっては、とても衝撃的なことです。
よく、勉強の苦手な子が発する「習っていない」ではありませんが、日本の学校では、1ミリも作文を学んでこなかった訳ですから、声高に「習っていない」を叫んでみてもこの際は、全く問題ないでしょう。
さて、英語では、作文のみならず、日記でも「私は~」は、省略されることが殆どですが、それは、なぜでしょうか。
日記は「私」が書くことに他ならないから。
如何にも英語ならではで、合理的ではありませんか。
ところで、朝日小学生新聞にて、小学生が投稿した作文を読むのが日課の私ですが、先日の投稿欄では、投稿された6作文中、4作文が、「私」で作文を始めていました。
ん~ナントモ。
別段、作文を「私」で始めることは、決して間違いではないのですが、小・中学生の特性として、「私」の頻用が挙げられます。
「私」「私」「私」では、折角いい内容の文章を書いたとしても、全体的に稚拙になり、説得力のない文章になってしまします。
なぜなら、「私」は主観ですので、客観的な意見を述べる際には、余り用いないからです。
公的な機関の文章や論文に「私」が用いられないことは、このことからも明白ですね。
このブログを読まれた小中学生の皆さんは、今度作文を書く際には、「私」を一切使わずにチャレンジして見てくださいね。
なぜなら「習っていない」では通用しないのが、世の中ですから(笑)。
◆受験・進学相談は お気軽に◆
受験英語 PREP SCHOOL
東京都練馬区北町1-28-18
tel: 03-6909-7624
e-mail: prepschool@wine.ocn.ne.jp