シューベルさん ラスト

今日は、下北ガレージに、okのライヴを見に行った。
今日のライヴはいつもと違う。
ok立ち上げの時からのメンバー・シューベルさんが、今日を以て脱退するのだ。
結成初期に、お客さんもファンも全然いないがらんと寂しいライブハウスで、頼りなげにライヴをしていた頃から、４～５年の年月彼らを見てきた。
一体何回ライヴを見ただろう。
触発されたり、悔しいと思ったり、ただただ素晴らしいと思ったり。
その都度色んな気持で見てきた。
気付いたら、私はじわじわと夢から挫折していた。
そんなつもりはなかったんだけど、ただメンバーを待ち続けてるはずだったんだけど、ここ１～２年気付かないほどじわじわと確実に挫折していた。
彼らみたいに頑張り続けることができなくなって、私は腑抜けになっていた。
ふがいないし、情熱を失った心は今は空っぽだ。
その間もokは試行錯誤しながら前進して、今ではよいファンや仲間に囲まれるいいバンドになった。
その、いいバンドを作り上げた一人が、脱退なんて。
頑張り続ける人の気持ちも、あきらめることを選んだ人の気持ちも、こんな中途半端な自分の現状も、切なくて切なくて、「明日」というokの名曲の歌詞がすごく染み込んで、ライヴ中に号泣した。
それだけで飽き足らず、ライヴが終わって外に出ても、また号泣してしまった。
その時、一緒にライヴを見に行ったお芝居を頑張ってる仲良しも、もらい泣き（号泣）していた。
うまく言えないけど、思うところは一緒だったんだろうねー。
彼女も号泣したことで、なんだか少し救われる気持ちになった。
私も、頑張って生きないと、生きてることに失礼だね。