柴日記・きのこ日記

PPZのギターボーカル柴であり、絵本作家・イラストレーターのこみどりきのこでもある二児の母の、なんでもない日常。

柴の盲腸奮闘記

2005-08-28 14:06:50 | Weblog
8/14(日)なんだかお腹がちょっと痛いと思いながらも、中学校の同窓会に行く。夜中胃痛で眠れず。ビールのせいだと胃薬飲んで寝る。

8/15(月)たいしたことないと思っていたが、親戚に強く勧められ、地元群馬の病院に行く。採血やレントゲンで検査され、盲腸かもしれないが断定はできないと言われ帰される。明日から仕事だし、まあいいかと思い、その足で東京に戻る。夜、右下腹部の痛みが確信に変わる。

8/16(火)ごまかしきれない痛みを抱え、湘南新宿ラインのグリーン車で実家に逆戻りし、昨日行った病院にまた行く。盲腸の可能性が高いと自ら医師に訴え、ようやくCTなどの精密検査が始まる。まだ盲腸と断定は出来ないようだったが、即入院、そして緊急手術となる。なんだか実感の湧かないまま、ドラマなんかでよく見るような広い手術室に運ばれる。手術は最初半身麻酔だった。脊椎に注射を打たれ、足が痺れ動かなくなる。その感覚がどうにも気持ち悪くて、辛うじて動いた上半身で、怖い怖いと子供のように暴れる。看護婦さんが大丈夫と励ますが、大丈夫なわけないので、尚も暴れる。そのうち朦朧としてきて、暴れることもままならなくなり、ああ、お腹切られてるなあと思いながら、必死で呼吸する。予想以上に炎症が広がっていて、腸の一部も取ることになったようで、首の付け根に何かを注射され、途中から全身麻酔に変わり、意識が遠のく。

8/17(水)当初一時間と言われていた手術が、結局4時間以上になったようで、高熱にうなされながら、集中治療室で目覚める。ぼうっとした意識の中で、母がなんども額の汗を拭いてくれていたことだけしか、この日の記憶はない。この日から数日間、熱にうなされ、20分間隔で寝たり起きたりを繰り返す。喉が渇くが何も飲めず苦しむ。ここから一週間は、何も飲めないし食べられないとのこと。気が遠くなる。

8/18(木)この日からトイレに自分で行くことになる。トイレまでの数メートルが、異様に長く険しい。点滴のせいで、トイレが近いのなんのって。手の甲の点滴が漏れ、左手が腫れ上がる。そんなことはもう気にならなくなってきた。

8/22(月)この日からやっと水分が取れる。水とほうじ茶なら飲める。調子に乗って飲みすぎて、お腹を下す。

8/23(火)この日は抜糸をした。そしてこの日から食事開始。といっても重湯(おかゆの上の液体部分)。久しぶりのごはんだと楽しみにしていたのに、あまりのまずさに絶句。無理やり食べたら、昨日よりも激しい下痢に襲われ、一日の大部分を、トイレで過ごすこととなる。

8/24(水)この日の朝、手術以来ずっとお腹に刺さっていた管と、手の甲の点滴が外される。もう病人みたいに点滴台を引きずって歩かなくても済む。でもふらふらしてうまく歩けない。この日の食事は三分粥。重湯に少し米粒が入る。昨日よりはまずくない。少し元気になってきたところで、同じ病室のおばさんとおばあちゃんと仲良くなる(私の病室は三人部屋でした)。

8/25(木)朝の回診で、医師に、あさって退院と言われる。そしてやっと、病気が盲腸だったと言われる(それまでは、腫瘍の可能性もあると言われていた)。痛みもあるので不安だけど嬉しい。同じ病室のおばさんと散歩したりのんびり話したりして過ごす。今日は五分粥。三分粥よりやや米粒増える。

8/26(金)この日入院して初めてシャワーが浴びられた。さっぱりしたけど、肌がびっくりして真っ赤になってしまい痒い。今日もおばさんと散歩。階段を歩く練習。足がうまく上がらず、すぐに息が切れる。隣の病室の、同じ病状の若い子とも仲良くなる。もっと早く仲良くなってれば暇も潰せたのになあ。今日は七分粥。普通のお粥に近くなる。だいぶ病院暮らしに慣れてきた。みんなフレンドリーで壁が無くて、落ち着く。でも落ち着いてる場合ではない。明日はいよいよ退院だ。

8/27(土)今日はいよいよ退院。三時過ぎに迎えが来るまで、おばさんと散歩したり、隣の病室の子と話したり、看護婦さんにあいさつをしたりして過ごす。おばさんは、もう二度と会うこともないんだろうねと言って、目に涙を浮かべていた。その日、同じ病室のおばあさんも退院だったので、おばさんは一気に一人になってしまう。それを思うと心苦しかった。おばさんは、その辺の噂好きでうるさいおばさんと違って、物静かで優しかった。一緒にぼーっと窓の外を眺めたり、のんびりと話したり出来た。家に帰ってから、私は思ってた以上にあのおばさんが好きだったと気づいた。あの人はおばさんだけど、もっと仲良くしたかったと思った。同世代なら、連絡先の交換もするかもしれないけど、歳の差があったからそういうことはしなかったけど、やはりしておけばよかった。そして、あのおばさんが退院する時におめでとうと言いたかった。そんなセンチな気分で帰りの車に揺られていたら、気持ちが悪くなった。やっぱり体力が落ちていて、そして気力も落ちているようだ。生きてるのが当たり前になってたけど、健康は大事だねとつくづく思った。もう病気はしたくないな。


8月8日~青春18切符を使った鈍行電車の小旅~

2005-08-08 23:08:15 | Weblog
今日は、5時過ぎに起きて、最寄のJRにて18切符を購入し、湘南新宿ラインに乗って、朝焼けの中旅にでた。湘南新宿ラインで平塚まで行き、そこから東海道線で国府津(神奈川県)に行った。その駅で降りて、歩いてすぐの海へ行き、計画通り海辺でパンをかじった。せっかくの海だけど、ここでは泳いだりしない、パンをかじるためだけに海に来た。朝の海はきらきらしてて、ハトがいっぱい寄って来た。もっといたかったけど、電車の時間があるので、国府津から御殿場線に乗り、途中の駅(静岡県)で降りてみたりしながら、御殿場へ。そこからシャトルバスに乗り、アウトレットへ。計画通り、ここに4時間ほどいて、買い物を楽しんだ後、また電車に乗って、乗り継いで、熱海へ。駅からバスに乗り、海辺にある、プールと温泉の複合施設に行った。ここでの滞在時間は90分。急いでジャグジーに入り、プールで泳ぎ、温泉に浸かった。そしてバスがしばらく来なかったので駅まで30分歩くことにして、迷いついでに温泉饅頭をほおばり歩いた。さっき温泉に入ったのに、もう汗だくだ。そして、また電車に乗って、小田原で駅弁を買い、帰りの電車で食べて、寝て、夜10時過ぎに、東京に戻った。綿密に計画を立て、それどおりに行動できた満足感よりも、予定を詰め込みすぎたことと電車に乗りすぎたことにより、くたくたになった。でも、すごい楽しかった。今日だけは生き急いだな。計画通りいかなかったことは、曇ってて富士山が見えなかったことだな。残念だ。

8月6日の柴日記

2005-08-06 22:33:35 | Weblog
今日は、朝起きて、近くのパスタ屋でパスタを食べ、汗だくで浴衣を着こんで、戸田公園へ。今日は、毎年恒例の、戸田板橋花火大会の日だ。ご存知のかたも多いでしょう、この花火大会は、荒川を隔てて、戸田サイドと板橋サイドで同時に花火大会をするというちょっと変わった花火大会なのです。昼間に行って、川辺にシートを敷いて居場所を確保し、時間まで暑い中、うろついたり立ち読みしたりして待つ。そしていよいよ打ち上げ開始。会場にいる大勢の人たちで一斉にカウントダウンして、花火が上がる。そこから先は、戸田と板橋の花火バトルだ。こちらの戸田サイドで単発で大きな花火を上げれば、川原の向こうの板橋サイドではスターマインで応戦。この技の掛け合いみたいな花火の絡みが面白い。しかも凄く近距離で花火が楽しめる。寝そべってもよし、だ。途中で迷子のお知らせがあったり、迷子が見つかったお知らせがあったりと、和やかな空気で大会は進み、フィナーレを迎えた後は、見物客の帰宅バトルが始まる。今年の花火は特に綺麗だったな、一発一発に職人の魂を感じました。

8月5日の柴日記

2005-08-05 00:44:45 | Weblog
今日は午前中は鼻を垂らしながらバイトをし、午後は、友達の赤ちゃんを見に行った。前は生後1ヶ月くらいの時に会い、今回は6ヶ月だった。かなり大きくなっていて、ばたんばたんうごめいたり、うあとか言ったりしてた。前は目も見えてなかったのに。しまいには、モノに摑まって立ったよ!命はすごいな。今じゃすっかり生きる事に慣れちゃったけど、そういえば小さい時は、常に死ぬ事を恐れてたなー。赤ちゃん見てると、今この瞬間でも時間が流れていってることをひしひしと感じずにはいられません。
その後新宿マーズにライブ見に行った。以前ライブの最後の一曲だけ偶然見て、よさそうだったから期待してたバンドが、思ったより普通だった。

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