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MOUNTAIN PEOPLE ~Life in Sasayama~

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ヒマラヤンワルツと鬼の架け橋

2020-05-02 21:19:48 | mountain

GW、だけどお出かけは自粛。
なので、近所の人のいない山へ登ってきました。
(そもそも篠山近辺に、人のいる山などありません。
都会のおしゃれハイカーは、高尾山や六甲山のようなみんな同じ山に集中するのだ。)

まずは、大山のカレー屋ヒマラヤンワルツで昼食。

今日のお山は、金山。500mちょっとの山です。

一時間弱で山頂。金山城跡に到着。

丹波攻めの際、明智光秀が建てた城だそうです。

山頂のそばには、金山名物「鬼の架け橋」!


544mピークからのダウウンヒル

2020-04-29 19:52:49 | mountain

お出かけができないので、前から狙っていた
家の近所の尾根のMTBダウンヒルに行きほました。
鍔市ダムがスタート、小倉乢まで谷筋の登山道を詰めます。

多紀連山は今、クリンソウが見ごろです。

途中、ワラビを摘んだりしながら、荒れた登山道を1時間ほど
で小倉乢へ。

そこから稜線を右へ。小金ヶ嶽と峠山の間、534mピークに到着。
534mピークを少し行ったあたりから、登山道をはずれ、
地形図にのみうっすら残る破線の里道へ。
「さあ、ここから下るぞ!」と思いきや、倒木の連続。

なかなか気持ちよく乗れません。
倒木さえなければ、金払ってでも走りたいくらいの
シングルトラックなのですが。

途中、鹿に遭遇した当たりからようやく少しは乗れるように。
尾根を外れて沢筋へ下りる道はなかなか愉しめました。
(ただ、道を間違えたようでもう少し尾根筋を行った方が長く楽しめた
ようです。)
谷筋に出たところで、猪の群れに遭遇!
すぐに逃げましたが、威嚇の声をあげながら、春日江の集落
に着きました。


八上城ハイキング

2020-04-15 20:18:54 | mountain

今日は近所の山城八上城(高城山)に登ってきました。

丹波を治めた戦国大名波多野秀治の居城で、
明智光秀の丹波攻めで滅ぼされたお城です。



のんびり一時間ほどで山頂へ。山頂でお昼ご飯を食べました。

家に帰ってからはたけのこ掘り。

明日はたけのこご飯です。

Pico Vallecitos 5475m (4)

2020-01-17 06:04:28 | mountain
6時半。空腹で何度か起きるも、まあまあよく眠れた。
まずいお粥をおなかに入れ、いよいよ山頂へアタック開始。
まずは、昨日偵察したHoyadaまで上がる。

 この西面を登ることなどできないので、ルートは氷河脇のモレーン
をひたすら詰めていき、稜線にでて、南稜線をたどって山頂に至るルート。

long and winding (and steep)road that leads me to the ridgeline
 Hoyadaを越えたあたりから、斜度が立って来る。
蟻地獄のようなザレた急斜面を、息も絶え絶え高度を上げていく。

稜線に向けての急登からのvallecitosとLincorn。
見上げていた山の高さに少しずつ近づいてきた。

Romas amalillas(写真)とのコルに到着。小休止。
お腹の調子はいまいちな中、お腹が受け付けてくれるdurce de leche(キャラメル)
と、レーズンで栄養補給。

ここからさらに稜線をLa Plataへの道を分ける小ピークまで登る。

標高5000m付近。氷河脇の斜面を登る。この辺りが一番しんどかった。

小ピークの脇を登りきると、一転、ゆるやかな稜線に。

そして、ここで初めて東と南の展望が開ける。絶景!

東方面。中央奥には雄大なアコンカグアの山容。



南方面。緩やかな山がLa Plata(主峰はもっと奥)。

山頂へはしばらく天国かと思うほどの緩やかな道。





 愉しい散歩を終え、最後の登り。
緩やかに登ってるように見えても、なかなかの急登だった。
標高5200mから約5500mへ。さすがに高度で一歩がしんどくなってきた。
息も上がってくる。最後は20mに一回は立って休んでいた。
 頂上直下の岩場が最後の難関。
切れ落ちた岩峰を慎重に登ると、ついに山頂へ。

標高5475m。今までで、そしておそらくこれからも含めて、
最高のピークに立った。
 西壁から急速に雲が上ってていく。
見上げると、太陽の周りに虹が出ていた。奇跡のようだった。

 天気が崩れそうなので、のんびりはしてられない。
慎重に速やかに下山をした。

 雲の煙を吐くvallecitos。

 テントに戻ると同時に、雪が降り始めた。
出発がもう少し遅くなっていたら、めんどうなことになっていた。
 
お腹が空いたので、夕食のお粥を作る。
が、疲労もありのどを通らなかった。
頼みの綱のレーズンを食べて寝る。

 が、空腹でなかなか寝られない。
そんな中、一冊持ってきた本、「シャーロックホームズ」が大活躍した。

空腹を読書と水でごまかし、なんとか就寝。
「明日は下界でステーキだ!」

翌朝。

コーンスープで朝ごはんを済ませ、下山。

昼過ぎに、サンベルナルド小屋に到着した。
標高を下げればお腹はもとの調子に。
小屋で食べたエンパナーダとコーラが美味しかった。
サンドラとお別れし、車でメンドーサへ。
馬ポーターの手配でついでにお願いした送迎車は、タクシーやレミースではなく、
ただのヤンキー風のおねえちゃんが、駆るぼろ車だった。
飛行機の時間に間に合うか微妙だったので、
「un poco rápido, por favor(少し急いでください)」
と伝えると、尋常じゃなくrápidoだった。
慌てて、「rápido, pero primero seguro, por favor(でも安全第一で!」
と付け加えた。
 飛行機に間に合い、空港で無事ビール&ステーキを堪能。

明後日からは2020年。
今までの登山の集大成のような、会心の冒険は終わった。







Pico Vallecitos 5475m (3)

2020-01-14 07:49:40 | mountain



登山3日目。今日はここEl Salto(4300m)でステイし、高山病にならないように高度順化をする。
 高山病。と一口に言っても、鼻からくる風邪、のどからくる風邪のように、
様々なタイプがあるらしい。私が弱いのは、「お腹からくる高山病」。
昨年はそれが原因で敗北したし、それは4000mの世界に限らず、鹿島槍の冷池山荘で
ビールをがぶ飲みした時もお腹を下した。
今年は氷河の泥水も飲まないよう水も持参し、対策は万全。のはずだった。
が、奴は今年もじわりとやってきた。
何を見ても食べる気がしないのだ。(たとえ38度の熱が出てもそんなことは稀である。)
消化のよさそうなりんごをかじり、エネルギー補給をする。
 午後、高度順化と、明日のルートの偵察に、Hoyada(4650m)まで出かける。
el saltoを出ると、岩の堆積した氷河の上を歩く。
お腹の心もとなさとは反比例に、景色は最高だった。



Lincorn!

Vallecitos!

Hoyadaまで登ると、vallecitosとLincornが吊尾根で結ばれた奥穂前穂のように見える。
キャンプ地まで戻ると完全にエネルギー切れでへとへと。

沸点が低くまともに炊きあがらないお粥を無理やりお腹に押し込んで就寝。
明日はいよいよ山頂アタック。