巻頭写真 : 『グラン・トテル・ド・カラ・ロッサ』の桟橋
コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家
当然
そんな環境なので素敵なホテルに枚挙はない
まず「ポルト・ヴェッキオ湾」の北側の外れ「カラ・ロッサ」にある
『グラン・トテル・ド・カラ・ロッサ・エ・スパ』
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外海から「ポルト・ヴェッキオ湾」に入ってすぐ
北側の小さな『カラ・ロッサ湾』の東の角の一隅に赤い岩礁があり
夕日を浴びてキラリと赤い色が輝いて見える
「赤い一隅」という言葉『Cala Rossa』が地名となりホテル名にもなっている
赤い岩礁
Photo by ⒸGoogle Map
写真の一番下が「赤い岩礁」
写真で左から岩礁までがホテルのプライヴェート・ビーチ
岩礁から右の緑の記述部分がパブリック・ビーチ
県道から私道に入って200mほど
地味な玄関からホテル内にはる
周りは松林
私道側の風情
供用空間からレセプションを見る
突き当たり(レセプション)の向かって右奥に
こんな窓があるのですが
これ改装以前は
こんなだった
地中海独特の光沢のある厚塗り緑の釉薬で焼いた陶器のお魚のシルエット
このホテルのシンボルだったのに
つまらない改装して平凡な窓になってしまった
大きな窓の方が採光もデザイン面も良いことはわかるが
いたるところにお花と鏡があるが
この鏡に偶々レセプショニストが映っていた
供用空間も客室も
木と漆喰
海側の客室も
水際まで数十メートルあって外はマツ林なので
窓の外は一面の海というわけにはいかないのが
唯一の残念なポイントですが
それ以外のすべての雰囲気が最高なので許容できる
金なんか移送した際に予約が取りにくい難点を解消するべく
部屋数を増やすために
なんとトゥリー・ハウスを作ってしまった
樹上に枝に乗せて作ったわけではないので完全なトゥリー・ハウスではない
でも
ほとんどそれ
ここは漆喰は一切使われておらずオール・ウッド
昼間見ると
子供達が喜びそうなこんな感じです
レストランは
レセプションと海側のお庭との間
でも
夏は開店休業状態で誰もここでは
食べません
なぜなら皆さんここで召し上がるから
地中海松という松の木は
若木のうちは枝葉が平らで丸く広がり傘をさしているように見えるので
「パラソル松」と呼ばれ
老木になると枝々が奇怪にねじ曲がり
パイナップル大の松傘をつけます
ある時ここで食事をしていたら「カーン」と大きな乾いた音がして
びっくりして音がした方を見ると
パイナップルのような大きな松傘がテラコッタ(素焼きのタイル)の落下していました
メートル・ドテルに「お客に当たったりテーブル直撃したりしないの」と聞いてみたら
「まだ無い」って言われた
きっと直撃されても誰も怒らないと思います
テーブルがぐちゃぐちゃになってもサッとセッティングし直して
同じ料理を持ってきて
何事もなかったように「大笑いしながら」食事を続けるだろうと思う
ホテルの地上階の高さと外のテラス席の高さは同じで
一段下がってお庭がある
あちこちで寛げるようになっている
それほど大きくは無いもプールがあり
そのプールハウスで広間は軽食が出される
ある日の昼食がなんと
シーフードと思いきや
「刺身」もあった
奥に「鯛の活き造り風」すらある
各種ソースが準備されているのがいかにも地中海風だが
新鮮なことは間違いありません
食べるのは
当然海を見ながら
ホテルの真正面にはビーチと言えるほどの浜辺はないので
お庭の海側ギリギリまで寝椅子が並ぶ
横から海際に降りられる
船が着けるように桟橋があり
その先端に
サン・ベッドがあります
向こうには「カラ・ロッサ」の赤い岩礁
その桟橋の先端から振り返ってテラスを見る
望遠なので近く見えるがこんなに近くはない
距離は少なくとも20mはある
ビーチはこう
最後に
ホテルの先のパブリック・ビーチの方から振り返って
『カラ・ロッサ』を見てみよう
ポルト・ヴェッキオ湾のホテルは
まだ続きます
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皆様の読後感やご意見をお待ちしています
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