#俳句レビュー 新着一覧
歳時記俳句・夏の雲
朝曇り今日の暑さを思わせる小暑にて益々赤いゼラニウム後半生思いて眺む夏の月炎天に息も絶え絶え麦茶かな少年が網持て走る夏の雲止まらない積乱雲の七変化日の盛り部屋に籠もりて音楽史夏ジャケ
歳時記俳句・兎菊
明易に猫踏んじゃった弾くピアノ戦後すぐご進講する菩薩花真夏日の背後に流る岩清水雲間から...
歳時記俳句・笹飾り
七夕や銀河の人を思いけりまた今宵願いの糸を結びけり短冊に言えない事を書きにけり町の奥七...
歳時記俳句・青胡桃
夏暁に晴れ渡るらむ正午過ぎ万緑を分け持って居る庭桜朝涼しゼラニウム鉢赤く咲き明易に庭の...
歳時記俳句・夏あざみ
卓上に残り一輪撫子草梅雨湿りまた暑そうな朝の雲庭先の向日葵二輪小さけり町中の石碑をたど...
歳時記俳句・列車窓
青垣の剪定をする鋸の音涼風に吹かれて騒ぐ竹の波町の奥鵞鳥の顔が横並び早苗生う田にぽっか...
歳時記俳句・美術室
色の彩マティスの夏の装飾美純朴で細かいルソーの夏木立夏までも幾何学的なキュビズム派涼風...
歳時記俳句・夏の旅
明易に覚めて真夏の時満ちる夏の月チェロを運びて寝台車夏に描く自在な筆致パブロの眼光る石...
歳時記俳句・積乱雲
夏の本二十世紀に辿り着き色の彩マティスの夏の装飾美純朴で細かいルソーの夏木立夏までも幾...
自作句・霞み草+賢治の句
梅雨の朝ブルグミュラーを聞きにけり夏の古書モダンアートが八〇円夏痩せを引き寄せむかな痩...
歳時記俳句・みなみ吹く
植えられた田に青蛙見に出かけ竹伸びて天まで届く夏盛ん町の奥青葉かき分け川へ出る日がな梅...