ぽにぽにの毎日

境界性人格障害・解離性同一障害・不安障害・離人症・摂食障害色々病を抱えてます。同じような方コメントくださると嬉しいです!

新たな病魔

2005-11-04 17:19:23 | 摂食障害
産休を終えて職場に復帰してみたものの、上司や同僚とうまくいくはずはなかった。
飲み会で酔った勢いで「なんで産休に入ってから名字変わったの?」と聞いてくるヒトもいたが、「ま、時間が解決するだろ~」と勤めてポジティブに考えるようにした。
でも、職場の雰囲気はやはり冷ややかだった。
私が入ってくると、それまで聞こえてたはずの笑い声が消える。
食事や夜の飲み会も私だけはずされている。
「しょうがないか、でもいつかここの部署から他のとこへ異動すればすむことなんだし」
そういって割り切ってはみるものの、よくロッカーやトイレで涙を流した。
そうやって生きていかないといけない自分がいた。
なぜだろう・・・

実は、もっとつらいことがあったからだ。

長男はよく熱を出す子だった。しかも仕事が立て込んでいるときに限って。
そうなると、保育園には登園させられない。
仕事を休むのは1日か半日が限界だった。
ただでさえ居辛い職場なのに、子供のために休むともっと冷たい雰囲気になる。
皆からの無視攻撃・・・
それは何とか耐えれた。
でも耐えれなかったのは子供を実の母が預かってくれなかったこと。
母も体が弱く、90歳近い父方の祖母の面倒を診ていたから(母にとっては姑にあたる)。
それに、夫(ここからは彼ではなくこう表現)の両親が子供が熱を出すととたんにはしゃぐのだ。
だから母は遠慮して預かれなかった。
「本家の長男さんのこどもだから。ウチは外孫だし・・・」
姑達は喜々乱舞しながら
「やっぱり、ウチの孫だから、ウチで預かんなきゃ」
「私達のことがこの子大好きみたい。ウチにいるときは熱もでないもの(病院からの抗生物質飲ませてんだから当たり前なんだけど)。このままウチで育てようかしら」
「あなただけそっちにいていいのよ、仕事好きなんでしょ?でもこの子は跡継ぎでこの地区で暮らしていくんだからこっちに戻しなさいよ」
・・・・・・・・・・・・・
例の孫依存症がまたでてきてしまった。
「私といるときは、泣いて、ぐずって、夜泣きしてものすごく手がかかるのに、どうしてお義母さんたちにはなついているんだろう。それにウチの実家にも少しは顔みせないと、私の母になついてくれない・・・」

アルコールの量がみるみる増えていった。
それだけじゃない、おかしな欲望がでてきた。
「口寂しくて、しょうがない」
「何か食べていないと落ち着かない」
「でも食べても食べても、御腹が一杯にならない・・・」
「でも、これ以上食べたら太ってしまう」
「食べたことを、なかったことにすればいいのよ」
「食べたら、吐けばいいのよ」
スーパーやコンビニで毎日毎日大量のパンや惣菜・ジュースを買い込み貪りつくす。
仕上げはアルコール・・・
そしてトイレに駆け込み吐いてしまう。
口に指を入れ、無理やり嘔吐感を引き出す。
嘔吐がうまくいかないときはさらにアルコールをイッキ飲み。
水分で胃の中の滞留物を掻き出す。
胃液が込み上げてくるまで。
何も胃の中に残さないように。

このときはまだそれが恐ろしい病魔だと気づかなかった。
ただ、ダイエットの延長、そう軽く考えていたし。
こんなこといつでも止められる、癖になるわけがない。
そう考えていた。
ただ、ちょっと疲れているだけ、ダイエットのし過ぎなのだと・・・

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