12月24日(土) 午前
本日クリスマスイブはマルタの観光最終日です。
午前はマルタ初の首都の置かれたイムディーナの観光。

「イムディーナ」はアラビア語で城壁の町という意味。
マルタのほぼ中央に位置して、小高い丘の上にたたずむ、
その名の通り外堀と城壁に囲まれた町です。

バスを降りましたら観光馬車のカロッチンが待機していました。
ヴァレッタにも結構歩いていましたから名物ですね。

いきなり、子にゃんこちゃん登場

自分の尻尾と松ぼっくりで遊んでいました

メロメロな主人が接近して、お菓子をあげたら無視
京都のご婦人のチーズは頂いておりました。
主人の負け?
イムディーナのメインゲート
バロック様式で1724年に騎士団長マノエル・ドゥ・ヴィナーレにより建造されました。

表には騎士団の紋章が刻まれています。

裏にはイムディーナの守護聖人達
左から聖プルビウス
(聖パウロ滞在時のローマ知事。聖パウロによって不治の病から救われ、マルタで最初にキリスト教に改宗、
後に大司教になります)
聖パウロ
(マルタにキリスト教を布教した。毒蛇が聖人を噛んでも病気にもならず生きていた奇跡を表しています。
それだけにとどまらずに多くの人の傷や病気を治したそう)
聖アガサ
(美しいアガサは当時のシチリアの知事から求婚されますが断ります。怒った知事は彼女がキリスト教であることを
理由に当時キリスト教の弾圧がひどかったローマ帝王に差し出します。信仰を捨てさせるために乳房を切り落としますが、
彼女はキリスト教の信仰をやめませんでした。衰弱しきってもなお祈り続ける彼女のところに聖ペトロが現われて励まし、
奇跡的に傷が治ったと言われています。しかし、後に獄中で死亡。死後、エトナ火山が爆発した時に彼女の遺物により、
町を救ったとされ火災予防の守護聖人とされています)

ゲートを入ってすぐのヴィナーレ邸
中を覗くと玄関の上にヴィナーレさんらしきレリーフ。髪型がいかにも貴族という感じ。

そのお向かいのお土産やさんのにゃんこ
この町の主らしいです。
またまた主人は京都のご婦人に完敗
ご婦人はにゃんこに優しい京都弁でのんびりんこ話しかけられるの。
「これおいしいよぉ。お食べやす
」
マルタのにゃんこもすっかり心許しちゃっていました
(主人はマルタ産のチーズに負けたと負け惜しみ中
)
初日に猫の話で盛り上がったご婦人が強力なライバルになるとは。。。
ねっ

どこまでも続く曲がりくねった路。
曲がりくねっているのは昔の戦いが弓を使ったからです。
曲がっていると当りにくいですものね。

狭い小路にブーゲンビリアの花が引き立ちます

セントポール広場の一角に建つ大聖堂
聖パウロの祈りにより、不治の病から救われた聖プルビウスがキリスト教に改宗した場所です。
4世紀ごろには教会が建てられていたようですが、地震によって崩壊。
17世紀にマルタの建築家ガッファにより現在の教会が建造されます。
簡素なバロック様式のファザードに2つの鐘楼が乗っています。
鐘楼の下にある左側の時計は現在の時刻、
右側は日付を指しているようですが、現在はちょっとずれているようです。
この教会はマルタ一といわれる程権威があったので、スタイルを真似た教会がいたるところで作られました。
ヴァレッタにある聖ヨハネ大聖堂もこの大聖堂から影響を受けています。

右はレストランの扉。
中を覗くと店内も石灰石の壁でなんともいえない雰囲気があります。

こちらもレストラン
この静けさがいいですよね。
夜は街灯に照らされて、路地や建物がさらに美しく感じられるようです。

街角の彫刻
右の馬車に乗っているのは中国の方。
結婚式をあげられていました
素敵

壁の美しいレリーフ
高台から望むイムディーナの外の平野

お土産の万年質を購入した「Campo Marzio」というお店
イタリアが本店です。帰って分かったのですが日本にもお店があるみたい。
ドアノブ達

どのお宅も素敵

道にあったアベ・マリアの肖像
おまけに元気いっぱいの主人
泊まってみたくなるロマンチックな町にでした
次回にのんびりんこ続く。。。。