勧智院はもっと時間の余裕がある時に来たかったとお庭を拝見して思いました。
庭園のみ写真撮影可。
縁側に座り、ゆっくりとこのお庭を眺めていたかった。
弘法様もいらっしゃいました。
京都のこんな邸宅に住んでいる親戚が欲しい。
「朝6時に大師堂へ来れば、生身供の際にお大師様を拝観できます。」と貼紙が。
この日は5時過ぎには目が覚めていただけに、知っていれば・・・
灯明をお供え。
裏手にも色々とありました。
この石をさすった後に身体の悪い所さすると良くなる石。
もちろんナデナデ致しました。
五重塔へ向かう途中にあった建物。綺麗だったので。
鎮守八幡宮の脇を抜けて五重塔へ。
初階部分に入場できました。四方の壁には弘法様を含めた真言八祖像。
大日如来に見立てた心柱を如来や菩薩が囲んでいる配置。
五重塔から金堂方向の眺め。
五重塔ほとりの池。
11月下旬であればもっと見事な紅葉だったでしょうね。
池に映る五重塔の撮り方を夫に教えてもらい撮った1枚。
しかし、鯉が池の五重塔に近づき波紋が。
旅行中唯一のツーショット写真。
ここでも鯉が顔出し。恐るべし鯉。
広い東寺の中を拝観していたら、刻々とチェックアウト時間が迫ってきて。
急いで最後の勧智院へ。
前日がスケジュール満載だったので、翌日はノープラン。
それでも私は5時過ぎに目が覚め、窓を開けたら見事な月。
ホテルのチェックアウトは12時。荷物を部屋に置いたままぷらっとホテル近くの東寺へ。
秋の特別拝観実施中だったので見る事に。
先ずは宝物館へ。
(写真は絵葉書)
宝物館内には6m弱の千手観音立像があります。
その部屋には椅子があり、夫と2人で座ってしばらく観音様を眺めておりました
迫力に圧倒されます。
千手観音様に会う為に是非宝物館への入場をお勧めします。
観音立像のお部屋の前に安置してあった如来坐像。
(写真は絵葉書)
このお顔に大変癒されました。
十二天屏風のうち月天。
(写真は絵葉書)
月の中のうさぎが可愛い。
売店で絵葉書、佛手柑飴、東寺香を購入。
お香は夫が癒されたいと購入。
東寺香は沈香をはじめ高級天然香料配合だそうでとても良い香りがします。
今回の旅行は去年買ったショートブーツを履いていて。
買った時にはちょうど良かったのになぜか今年履いたら大きく、ヒールがあるので足が前に落ち擦って痛くて。
足の指の付け根の皮が剥けたかもと思いつつも20時半までには入店して欲しいと一粒庵さんから言われていたので必死。
しかし入店すると「まだお部屋の準備ができてないんで少しお待ちを。」
なぜ一粒庵さんにしたかと言うと、夫の元同僚のグルメな方に教えてもらったお店。
前回教えてもらった六本木のオイスターバーがとても美味しかったので期待大。
その方は「店名は忘れちゃったけど、先斗町入ってすぐのすき焼き屋ではなく、その次のすき焼き屋が粗目の砂糖を使っていて美味しい。」と。
地図でみると四条から先斗町に入って2軒目のしゃぶしゃぶとすき焼きのお店が一粒庵さんでした。
しかし食べログで一粒庵さんを見ると「しゃぶしゃぶが美味しい。特に特製胡麻だれが良い。」と言う意見ばかり。
仲居さんもメニューも出さずに「しゃぶしゃぶコースで良いですね?」とそれが当たり前の様に言われたのでしゃぶしゃぶに。
一応「こちらのすき焼きは粗目砂糖を使った物ですか?」と聞くと「違います。普通の砂糖です。」
夫の元同僚が勧めたお店ではない事が確定しました。
「この胡麻だれは3代前の店主から受け継がれたもので、店主しか作り方を知らないんです。」と仲居さん。
お手製ポン酢にクリーミーな胡麻だれが入っていて美味しかったです。
お肉は近江牛。
しゃぶしゃぶしたスープにはアクがほぼ出ず。
仲居さんがスープに大量の塩コショウを投入し、飲んでくださいと。
絶妙な塩加減。スパイシーな牛出汁スープでした。
お漬物も店主特製だそうで、美味しかった。
何せ京都観光した後で博物館で行列し、ダッシュで来店したので疲労困憊。
夫と黙々と食事をしてしまいました。
デザートのアイスクリーム。
ホテルに戻る途中で見たクリスマスツリー。
この日は約15000歩を歩き、京都1日目が終わりました。
Twitterで鳥獣戯画展の待ち時間を告知していました。
それを見ると、金曜は展示時間が20時まで延長されているので夕方からは比較的待ち時間が短いと。
しかし、私達が行った時はその情報が浸透していて、金曜の夕方でも長蛇の列でした。
TOPの写真は並び始めた夕暮れの17時頃。
博物館に入るまでに80分待ちとの表示。
19時に夕食のお店を予約していたのですが、これは絶対に間に合わないのでお店に遅れると連絡。
11月上旬でも京都は横浜よりも寒かった。30分経過した頃に博物館正面が見られる位置まで前進。
テントまでまだ入れず。
行列中に和久傳で買ったわたぼうしを食べて空腹をまぎらわしました。
求肥の中に栗きんとん(岐阜の方の)が入っていて美味しかった。
テントの途中には鳥獣戯画のパネルも。
結局約70分後に入館できました。
この展示会へ行く前にNHKの日曜美術館で鳥獣戯画の特集をしていたので見ました。
それで高山時の明恵上人と聞き、河合隼雄先生の著書があるのではないかと検索したらあったので購入。
明恵上人の「夢記」を解説されています。今もまだ読んでいる最中。
それだけに明恵上人直筆の「夢記」の展示を見た時は感動。
(写真は絵葉書)
<この夢は11月6日に明恵上人が見た夢なので、書かれたのは翌日かもしれず。
私達が見に行ったのが11月7日。なんだかちょっと縁を感じ嬉しかったです。
まあ実際は旧暦の11月6日なので違うんですけど。>
更に鳥獣戯画、甲の巻の展示前で約50分行列。
これは室内で換気が良くなく、前の人との距離をあけるなと何度もアナウンスされてぎゅうぎゅう詰め。
おかげで気分が悪くなるし、咳も出ました。
そして見た鳥獣戯画。
(写真は買った図録に付いていた豆本)
約2時間行列し、やっと辿り着いた鳥獣戯画。しかしひっきりなしのアナウンスが。
「閉館時間が迫っていますが、まだ大勢のご来館者がいます。立ち止まらずにご覧下さい。」
そんなわけで閲覧時間はわずか2分位!?
正直、これだけ行列した甲斐があったのかは微妙。
博物館の外に出た頃には見事な月がのぼってました。
この時、時刻は20時10分。
夕食のお店からは20時半迄には来てくれと言われていたのでダッシュ。