千葉法相「落選したが、夫婦別姓・人権擁護法案が否定されたとは思わない」
えーと、つまり
「神奈川県民は政策も考えずに投票するバカばかり」
と言いたい、とこういうことですかね。
神奈川選挙区は議席3つで、同じ民主党である金子氏は当選しているわけだから、少なくとも同じ政党という条件で比べた場合でも千葉大臣は金子氏に劣ると考えた人の方が多かったわけで。何を基準に自分のスタンスが否定されたわけでないと言えるのか理解に苦しむ。
あと、「民間人の大臣は今までいくらでもいたんだから、落選して大臣やっててても別に問題ないじゃん」と言ってる人がいるみたいなのだが、民間人が大臣をやるのが問題なのではなく、有権者に不支持を叩きつけられた人物が大臣を続けるのが問題なのだから、全く状況を理解していない意見と言うべきだろう。
ところで先日の朝日新聞2面に、千葉大臣の発言が載っていて、「落選が決まったときは当然大臣職を辞するつもりだった」旨のものである。それくらいの謙虚さがあったはずなのに何故こんなことに。
総理とかに「どうか続投してください」とでもおだてられて気が大きくなったかな。
別に必要以上にびくびくしろとは言わないが、現職大臣が落選しても続投するというのは針の筵の上で働くことだという自覚くらいは持ってほしいものである。