ひさしぶりな友だちに会って。
彼女の8歳の娘さんも一緒に来て。
しばらくおしゃべりした後に、さあそろそろ、と
駅まで歩いていたとき。
娘ちゃんはさりげなく私の手をとって
「これ、春まで貸してあげてもいいよ」って。
これ、というのは娘ちゃんがもってきた小さなぬいぐるみ。
ピンクのふわふわしたなにかのキャラクターで、
胸に赤のハートがついていて、かおはニカッと笑っていて。
ハートを押すと「きゃはは、けらけら~っ」と楽しそうに笑う。
おしゃべりしていたときも何回か私の耳にあてて
笑い声を聞かせてくれてた。
「これ、すきだなぁ~ たのしいなぁ~」って言ってたのだ。
そうしたら、「貸してあげる」って。
ぱっと、手渡してくれて。
おしゃべりの内容から、私が元気ないんだって察してくれたのか。
お気に入りなのに、いいのかしら…と戸惑ってる私に
友だちも「借りときなよ」って。
「でもね、春までよ。春になったらすぐ返してね」
そういって手を振りながら改札を通っていった。
ありがとう、ちいさなお友だち。
けらけら笑って、春まで過ごすね。
ね、かわいいよね。
ほっこりしました。
8歳だからなのかなぁ…
私、お気に入り貸せないなぁ…
今だって難しいよ。
笑い声がまた、彼女に似ていて
ほんとに元気をくれてます
なんなのぉ~
人生わずか8年目にして
その思いやり。。。
見習いたいわ