ひつじのさんぽ

気の向くままゆっくりのんびり。出会ったひと・もの・ことを書きとめてみます。by ポポ

8月6日

2010-08-06 19:29:39 | 絵日記
図書館3日目。

私の通っている都立中央図書館は閲覧専門の図書館なので、
書籍の貸し出しは基本されていなく、持ち出し禁止なので
入り口のセキュリティも厳しくなっています。

なので、今日も『言葉の箱』を読みに、行ったわけです。

今回、運命の出会いをしたと思っている本なのですから、
本来買ってもいいはずですが。

こうして通って、図書館で読んで、心に響いた箇所をメモしていきたい、
そんなふうに思いました。

昼前にいって、さあ!と思ってお目当ての書棚の、休館日前に私が置いた場所をみたら…
ない。『言葉の箱』が、ない。

図書館なのだから、当然他の人が見ることがあるのに、
私は「私しか読まない」と決め付けていました。
え~なんで~、ちょっと誰が読んでるのよぉ~とあたりをきょろきょろ。
仕方ないので他の本を手にとって、席につく。

午後になって「もう返してくれてるかしら」と書棚に行ってみたけど…
まだない。
ちょっと途方にくれて、書棚の前に座り込んでぼぉ~っとしていたら、
下段の一番隅に、あった!『言葉の箱』
やっぱり誰かが確かに読んで、こんなところに返したのね…

席に戻って、本を開いてホッとする。
初めて読んだときに「ああ、そうだそうだ」と思ったところを読み返して、
メモしていく。

ふと、周りを見渡すと、みんな分厚い本やら資料集を積み上げて、一心に書き取っている。
(コピーも取れるシステムになっていますが)

昔の寺子屋とか、もっと昔は遣唐使とか。お経を写してきた空海さんとか。
みんなこうして「書き写して」自分のものにしてきたんだろうなぁ、
などと思う。

そして私も、『言葉の箱』を少しづつ自分のものにしようとしている。