物憂げな表情で 窓の外に目をやるあなたは
肩越しの気配に
はにかんだように笑う
お互いが 近づく別れを意識して
言葉にならない想いを閉じ込める
季節の移ろいはいつも無常で
ただ淡々とその姿を見せ始める
2人でいられる あとわずかな日々に
哀しみのグラスはいらない
泪は似合わない
熱い想いのすべてを忘れないように
こころに鍵をかけ
また会う日まで あなたの笑顔を・・・
指の 爪の先までも 愛が逃げないよう
封じ込める私がいる・・・
狂おしいほどの想いのたけを
あなたにぶつけることなく
はにかんだ笑顔に
そっと 微笑みを返しながら・・・
去りゆく冬に 想いをこめて・・・
では また