色々話してると
学ぶ事は多いし見習う事も多いです
色んな人に気配りし
どのように方向付けるかとか
色んな方のモチベーションをどうあげるか
そのためにはどのように人を生かし人を配置し
それによりいい結果が出るようにできるのか
その辺の事を色々見てると
まさに適材適所
悩みながらもそれを矯正しながらコツコツされてることは
見習うべきところだなあといつも想う。
それを自然にできる能力のある方
努力して身に着けられる方でその余裕は違うんですけど。
私は作家なのでそんな人間観察してどーなのか?と想うけど
それはまさに
学びです
色んな人がそれぞれの人生に向き合われ努力されている姿を見ることで
自分のなすべき事がよくわかる
私は益々表現の海の中に入るわけですけど
時々色んな現実に引き戻され悩むことももちろんたくさん。
やるべき事は大変多いのですけれど
どんな人にもどんな環境にも課題があり
私にも私の課題があります
いっぱいいっぱいになるとき
短絡的になったりすることもあるけど
そんなとき
人の心に寄り添うおるごーるを
という大切なテーマを思い返します
ああ
そうだったなあ。って。
人は色んな失敗や色んな考え方の癖を矯正しながら歩いて行きますね
小さな事を気付きながら
想いを矯正しながら日々創作に向き合い
作品が世に出る時に
そこから愛情のようなエネルギーが生まれたらいいなあと想うのです
まだまだです
追いかけても追いかけても到達などない世界
それでもずーっとやめられず続けて来ました
色んな方々みんなおんなじですね
家庭にあっても
外でお仕事される方でも
みんなみんなそれぞれの場で生活の場で
色んな想いを克服し納得しながら歩いておられるのだなぁと想うとき
この大阪のたくさんの皆さんが行き交われる駅で
ふとそんな事を想います
人の想いや優しさは
こういう空間のどのへんを漂っているのかなぁ?
まるで音楽のように
その波はいろんな光を放って漂っているに違いありません
私は事務とか数字とかそう言う作業に弱く
グズグズしたり途中でわからなかったりします
でも木を触ってどんな音色かとか
ここにこんな感じでとか
感覚的にはわかることもたくさんあります
絵を描いていて
それがいいデザインでも
木で表現する時
音色が変だったり
木の癖などで想うようなデザインにならない時もある。
昨日もひとつの課題がありましたが
ホテルで夜構成や厚み、取り付け方など考察していましたが
どうしても強度や反りが出る
極端に弱くなるので配送するのがかなり神経質になります
しかし妥協せず表現するには一度弱くても壊れやすくてもやってみようかと想います
木工に携わる事のある人以外は大抵木の性質などご存知ないのが当たり前
デザイン性や表現を重視していくと今度は破損という課題が立ち塞がる。
金属やプラスチック使うものではないし
そこが難しい
ああ昨日も
絵の具みたいに木を買えて
ある程度強度が均一で加工簡単ならいいなと一瞬想いましたが
生き物でそれぞれに個性があります
その個性を活かすのは私の仕事
強度増やせばダサいとなるし
美しいと言われれば破損しやすくなるこの木の常識をどのように克服するか
また1年程かけて乗り越えていかなくてはなりませんね
年数かかるのは様々な木を調達しながら行うから仕方ないのです。
この木が向かない
じゃあこの木は?
その繰り返しなのでかなりの無駄も出てきますし使えなくなる木も出てきます
高価な木でも試さねばお客様にはお渡しはできない
高価な木もどんな木も最初は加工にいろんな試行錯誤していきますので
よく息子はもったいないといいますけど
やらねばわからぬ
机上考察で木工はあり得ないし
使って加工して失敗ならまたやる
材料を惜しんだら前には進めません
美しく洗練された物を作るには
特におるごーるの場合
その表現が細かくなればなるほど
繊細になればなるほど
音色との関係もあるので
試しはたくさんしなくてはなりません
広巾のいい木が残る今
それを切り刻むのはもったいないという息子の言う事は正論
でも
切り刻みまた買わなくては
前に進めるか?と問うた
もったいないと言っていて加工の事を妥協していい作品なんかできない
そこは絶対譲らないと言うと黙った
呆れてるかもしれないけど
大切なことだからだ
母のわがままかもしれない
昨日指摘してもらった様々な事を乗り越えるためにはたくさんの試作がいります
その試作を帰ったら早速したい
今までの表現ならかなりたくさん作れても
それでは元の黙阿弥
進化するにはスピードが遅くなっても材料試作がたくさんになっても
必ずやり遂げようという目標がなければ成長なんかできやしない
がんばろうと想います
スピードはかなり遅くなる
でも、もう
早くできたとしてもこれまでと同じ表現には戻らない
遅くても進んで行けばまた1年程経てば今と同じくらいの速度で出来るようになります
それが成長と言うのなら
やっぱり毎年毎年新しい課題に挑戦していかなくてはなりません
そんな事を想っていたらまた
あたたかい気持ちが飛んで来ました
私もそんなあたたかい気持ちを人に与えて行けるような人になりたい