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Pochi's Diary

Pochiの趣味に関することや気になったことを、気まぐれで書いていきます!

士魂魔道 大龍巻

2015-07-23 21:42:00 | 特撮・SF
東宝DVD名作セレクションの4枚目は、1964年(昭和39年)公開の「士魂魔道 大龍巻」です。以前発売されたLDを所有していますが、今回は廉価版DVDのリリースになりますsymbol5 Amazonでは税込1,998円でした。



大坂冬の陣がクライマックス・シーンとなった「大坂城物語」の続編を思わせるように、大坂夏の陣・徳川勢の前に大坂城も落城寸前というところから物語が始まります。豊臣方の深見重兵衛、草薙修理、奥野久之助の三人の若武者は、三者三様の道を歩んでいたのですが、やがて豊臣再興を大義名分とする欲望の渦に巻き込まれていくというストーリーです。



「大坂城物語」では、大坂城がそこに実際にあるかのように描写することに重きを置いていた円谷特撮ですが、本作では大坂城千畳敷の炎上やタイトルとなった巨大な竜巻などスペクタクル描写にャCントが置かれていて、「大坂城物語」の映像も一部流用しています。





既発商品の廉価版(再発売)なので、映像特典は予告編のみ収録されています。

【スタッフ】
製作:田中友幸
監督:稲垣浩
原作:南條範夫(“士魂魔道”より)
脚本:木村武、稲垣浩
特技監督:円谷英二

【キャスト】
市川染五郎、夏木陽介、佐藤允、星由里子、水野久美、草笛光子、久我美子、久保明、平田昭彦、堺左千夫、小杉義男、三船敏郎 他




大盗賊

2015-07-22 21:37:00 | 特撮・SF
東宝DVD名作セレクションの3枚目は、1963年(昭和38年)公開の「大盗賊」です。過去にLD化されたことがありますが、今回が初のDVD化となりますexclamation2 Amazonでは税込1,998円でした。



実在した堺の豪商・呂宋助左衛門を主人公にした冒険物語。呂宋助左衛門は、安土桃山時代にルソンに渡って貿易商を営んだ人物で、豊臣秀吉に海外の珍しい品を献上したことで保護を得て、日本でも豪商として活躍しました。生活が華美に過ぎ、身分をわきまえろと自宅没収の処分を受けますが、事前にそれを知り邸宅や財産を寺に寄進してルソンへと脱出。本作はそのエピソードをベースに、映画ならではの大胆なアレンジを加えています。



円谷監督は、大凧を使って城に潜入するシーンや仙人や妖婆の魔法のシーンで、見事な映像を見せています。





映像特典として、予告編と「大盗賊はこうして作られた!」(撮影裏話等)が収録されています。

【スタッフ】
製作:田中友幸、角田健一郎
監督:谷口千吉
構成:八住利雄
脚本:木村武、関沢新一
特技監督:円谷英二

【キャスト】
三船敏郎、佐藤允、有村一郎、草笛光子、浜美枝、若林映子、水野久美、中丸忠雄、田崎潤、船戸順、天本英世、志村喬 他




大坂城物語

2015-07-21 22:27:00 | 特撮・SF
東宝DVD名作セレクションの2枚目は、1961年(昭和36年)公開の「大坂城物語」です。過去にビデオソフト化されたことがありますが、今回が初のDVD化となりますsymbol5 Amazonでは税込1,998円でした。



「次郎長三国志」の作者・村上元三が週刊誌に発表した小説「大坂城物語」をもとに、木村武と稲垣浩監督自らが共同で脚本を執筆し、稲垣監督の手により映画化したもので、大坂城の威容に惚れ込む農民あがりの一介の無法者の目を通して、徳川・豊臣の戦乱を描く大スケールの娯楽作品です。



大坂城のミニチュアワークの他、大仏開眼の儀式、高麗橋の爆破シーンなどを、円谷監督以下の特撮スタッフが担当しています。







迫力満点の三船敏郎が荷馬車を疾走させるシーンでは、馬のスピードと地面の凸凹で、テストでは二度も車輪が外れたそうですが、ラストの市街戦といい、現在では困難と思われる大鰍ゥりな撮影が行われていますbikkuri



映像特典として、予告編と「大坂城物語の物語~スナップ写真で見る巨大ミニチュアセット」(撮影裏話等)が収録されています。

【スタッフ】
製作:田中友幸
監督:稲垣浩
原作:村上元三 「週刊朝日」連載
脚本:木村武、稲垣浩
特技監督:円谷英二

【キャスト】
三船敏郎、香川京子、星由里子、久我美子、山田五十鈴、夏木陽介、平田昭彦、志村喬、市川団子、田崎潤、丹波哲郎、中丸忠雄、藤田進、岩井半四郎 他




白夫人の妖恋

2015-07-20 16:02:00 | 特撮・SF
東宝DVD名作セレクションの第3弾として、円谷英二監督が携わったファンタジーや時代劇の劇場作品が低価格(税抜2,500円)でリリースされたので、5枚ほどDVDを購入してしまいましたpeace

1枚目は、1956年(昭和31年)公開の「白夫人の妖恋」です。東宝初の総天然色(イーストマン・カラー)による特撮映画で、東宝と香港ショウ・ブラザースによる日香合作映画です。以前LDで発売されたことがあり自分も所有していますが、今回が初のDVD化で、Amazonでは税込1,982円でしたniko



デアゴスティーニから『東宝特撮映画DVDコレクション』が発売された時はラインナップからは外されていたので、追加リリースが決まった時にリクエストをしたのですが、残念ながら選ばれませんでした。

合作映画なので冒頭は東宝マークでなく、2社のロゴマークが併記されたものになっています。



ちなみにタイトルは、“はくふじんのようれん”と読みます(予告編で確認)symbol5



円谷監督は、本作で日本初となるブルーバック合成を使用し、クライマックスの嵐のシーンでは迫力ある映像を見せてくれます。





映像特典として、予告編と「白夫人の妖恋の世界」(撮影裏話等)が収録されています。

【スタッフ】
製作:田中友幸
監督:豊田四郎
脚本:八住利雄(中国民話「白蛇傅」、林房雄作「白夫人の妖術」より)
特技監督:円谷英二

【キャスト】
池部良、山口淑子、八千草薫、徳川夢声、上田吉二郎、清川虹子、田中春男、東野英治郎、小杉義男、左卜全 他




南海の花束

2014-01-31 23:50:00 | 特撮・SF
購入した2枚目は、1942年(昭和17年)公開の「南海の花束」という作品で、監督は阿部豊。



国策映画なので、「翼の凱歌」と同様、冒頭に『忠魂へ遺族援護の捧げ銃』のテロップが表示され、配給会社のクレジット、検閲番号、後援・指導:大日本航空株式會社、東宝マークと続き、タイトルが表示されます。



円谷監督は、『特殊撮影 圓谷英二』としてクレジットされていますexclamation2



大日本航空の後援により、実機を使ったシーンが多いのですが、円谷監督は、嵐の中の飛行シーンや墜落シーンでリアリティのあるシーンを撮影していますsymbol5





本作は、当時国策として進行していた南洋進出を宣伝するプロパガンダ映画のため、戦闘シーンは一切なく、人間ドラマを強調した作品となっていますbikkuri