PLACE TO BE...

日々の色々を綴っています。
ピアニストの上原ひろみさんが大好きで、アーティストとしても、人間としても尊敬しています☆☆

孤高のメス

2010-05-26 18:58:53 | 音楽・映画・本・美術・テレビ
もう梅雨なのか、と思うような天気が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
こんなお天気なので、ブログの整理でもしようかと、カテゴリー欄を整理し始めたりしてますが、なかなか思ったよりめんどくさい作業でした
少しずつ整理していこうと思っています。


さて昨日、映画『孤高のメス』の試写会が当たったので、母と一緒に近くの映画館まで行ってきました。

堤真一さんが主演で、医療映画だってことぐらいしか知らないまま観に行ってきました。
失礼ながら、どうしても観たい映画じゃなかったし、試写会も当たればいいな~ぐらいにしか思ってなかったので
医療系のドラマや映画って、誰かが医療ミスをして裁判沙汰になって・・・みたいな展開が多くて、その展開がちょっと嫌いだったりするのですが、それもタダなら我慢しよう、と思って行ってきました。

でも。

良い映画でした。
タダじゃもったいないと思うくらい。



ネタバレあるのでこれからご覧になる方はご注意を



主役の医者のキャラクターと、それを支える周りの人間の関係がとても良かったです。
「孤高」ってくらいだから、一匹狼の医者の話かと思いきや、とても人間味のある医者の話でした。
もちろん、腕は一流なのですが。
映画は、その脇で看護士を務めていた夏川結衣さんの葬儀の場面から始まり、息子(成宮寛貴さん)が遺品の日記に目を通すことで、その日記に沿って物語が進んでいきます。
「この人こうなるんだろうな」とか「実はこの人がこうなんだろうな」とか、予想するとその通りに話が展開していって、ある意味先の見える映画で、「どうなっちゃうの?」っていうワクワク感はありませんでしたが、それが逆に良かったです。
落ち着いて、静かな気持ちで観られた。

もちろん、法に背く背かないの問題が出てきて、裁判が・・・とか殺人罪が・・・とかの話も出てきました。
でもその辺は全て夏川さんの語りで処理されていて、長々と法廷シーンが続くなんてこともなく(というか、一切出てきません)、堤さんを落としいれようとしていた人は最後に痛い目を見て・・・。
後味の良い映画でした。

いつも映画館に行くと、途中で必ず寝る母ですが、今回は最後まで起きていましたよ

ただ、どうして中村さん(夏川結衣)は亡くなったのか、とか、母子家庭のようだったけど父親はどうしたのか、とか、「?」と思うところも所々ありました。
小説を映画化したものだそうなので、時間内に収められなかったのかな、と。
なので、小説もちょっと読んでみたくなりました。
今は、『ロスト・シンボル』を読んでるので、無理ですが・・・。
読む本が亡くなったら、読んでみようかな~と思っています。

帰りは雷が鳴っていましたが、良い気分転換になった夜でした

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