明日への手紙

明日は何をしていますか？

明日は楽しいといいね。

明日もし悲しかったら、悲しいな。

もし、明日いなくなってたら、きっと悲しかったら
それを吹き飛ばしにどこかへ出かけたのでしょう？

あさってにもし帰ってなかったらまだ悲しみが取れずにいるのでしょう。

もし、ずっとずっと悲しかったら。
どこまで行けばなくなってくれるんだろうね。
悲しくも楽しくもないところならきっと幸せも不幸せもなくて
ある意味幸せかもしれないね。
泣くこともなく怒ることもない。
その代わり喜んだり笑ったりする事もないのだけど。
でも、そこはもう近いかもしれない。
ずっとずっと走ってきたから。

そこに着いたら
新しい人生の明日のために生まれ変わろう。
自分を労って少し眠ろう。
今度目が覚めたときは走るのはときどき程度のぬるさでいいよ。

「のぞみはかなう」
確かにそうだね、叶わないものなんてない。
それは今の自分じゃなくて次の人とか前の人が叶っているのだね。
私は人生のはずれくじを引いたわけだ。
しかも大凶を。
うっかりだね。
新しい私はのぞみをかなえられるかな。
平穏でのんびりした日々が送れたら何も感じなくてもいいな。
高価なものは望まないよ。
だから、いじわるしないでね。
今までよりずっと慎ましく生きるから。
何も悲しみはくれないでね。

今から不幸な幸せを手に入れに行くよ。
明日から涙もいらなくなるからおいていってあげる。
大切にしてね。
さようなら。