(翌朝の傷心ツアーその1、川下港出口、本編の釣り場ではありません。)
はいはい、行きましたとも南房へ
今年の釣行では、天候さえ間違わなければそこそこ結果がついてきていたので、気が緩んでいたってことですな。
んなわけで本編です。
今回は、10数年ぶりにカゴ釣りをやるという、投げ釣りを軸に何でもこなすエキスパートのENDさんをご案内・・・というか、乗っかっての釣行だった。
「釣座確保しましたよ♪」
・・・的なラインがENDさんから入って、既に獲らぬイサキのなんとやら・・・
「ウシシシ・・・今夜は風向きも良いし、うねりも無さそうだし、帰ってから捌き地獄だな♪」
・・・そして、 18:30頃開始!
あれ?
・・・・
・・・・
・・・・あれれ?
・・・・
・・・・
・・・・
釣れんがな!
まったくアタリが無いわけではないが、フグが多くて付け餌が瞬殺されているようだ。
また、予報よりも北よりの風が強く、仕掛けが潮よりも、風の影響を受けてあっという間にポイントを通過してしまう。
そんな中でも、ポツリ・・・・またポツリと、かなり間隔を開けてだが、アジが上がるようになった。
しかし、深夜の干潮に向けてどんどん活性は落ちてきて、意気消沈しているところに・・・
「こんばんは~、どうですか?」
とHIDEさんが登場!
実は、夕方、「行っちゃおっかな~」・・・ってな、ラインが入っていた。
(^_^;)
「残念なお知らせですが、・・・激渋です」
「えっ・・・・マジすか?」
「現在、フグ風呂です」
「えっ・・・・○×▼□・・・」
ショックで言葉を失ったHIDEさんも加わり、3人で交互に攻めるが状況は変わらず。
今夜の予報では、午前3時を過ぎると北の爆風になるような予報だったので、竿が振れなくなる前に釣れるだけ釣っておこうと考えていた事もあり、意地になってピッチを上げ過ぎてしまった。
その午前3時過ぎ、潮位も回復したせいか再びアジのアタリが出始めた。
攻めあぐねていたENDさんにも、最悪の状況から参加したHIDEさんにもポツポツと上がり、ようやくワシもツ抜け
しかし、中盤でピッチを上げて打ち返していたので、付け餌のアオイソメが底をついてきた。
イサキ1尾、アジ13尾を数えたところで、東の空がうっすらと明るくなってきたのでワシは終了、お二人の釣りを見学する形で竿を仕舞った。
ところが・・・・・・爆発が始まった!
朝の一時、活性の上がることは毎回あるのだが、この朝はそれが長かったのだ!
ENDさんも、HIDEさんも、毎投アタリ!しかも型が良い!
HIDEさんには、良型のダブルも!
ENDさんには、35㎝の大アジ!
『ちょっと待てぃ!ワシはどうなんのや!』
腹はでかいが、器の小さいワシは、心の中でそう叫びながら、交互に中を舞う良型アジをただただ眺めるだけだった。
「いや~どうなるかと思ったけど、最後の最後でこれか~」
「あのまま終わったら、最悪だったよね~」
「HIDEさんのまくりっぷり凄かったね。はははっ・・・」
そんな、疲れたおじさんたちの笑顔が融けてゆく南房総の海でした。
そうなんですよ。
朝マズメの活性が上がるのは解っていたし、この時期の夜の干潮は凄く潮位が下がるので、夜休んで潮位が回復してくる未明から再開するのがセオリーなのだけど、風の予報と朝のエビ網の回収が脳裏によぎり、早めに切り上げてしまったのが敗因だった。
今回は結果論ではなくて、完全な読み違い、先読みし過ぎて墓穴を掘ったパターン
進歩が無いってことに気づいたことが進歩だったかな?
なんじゃそりゃ?
(^_^;)
(翌朝の傷心ツアーその2、宝来島)
日時:10月31日~11月1日 中潮
場所:南房某所
釣果:イサキ25㎝×1尾、アジ20㎝~28㎝×13尾、小ムツ×1尾、フグたくさん