そう・・・それは針抜けでバラしたお魚
もちろん、既にどこかへ泳ぎ去ってしまっているのは承知の上だけど、想いはそこに自縛霊のように留まってしまったままだ。
↑怖いな~
8月最後の週末の29日(土)、現地に着いたのがまだ明るい18時頃、自縛霊?ポイントには既に先行者が・・・
残念・・・・
しかたなく、互いに影響が出ないであろう距離をとったポイントに釣り座を構える。
やや向かい風になるが、問題にはならなそうだ。
ゆっくりと準備をして、開始が18:30頃
開始早々、小型ながらアジが上がる
アタリは投入毎に出るが、食い込みが悪いのかバラシが半分くらい・・・
ようやく、3尾確保したところでパタリとアタリが遠退いた。
30分間隔でパタパタと釣れては沈黙・・・
前回に比べて、ウリンボ(仔イサキ)が少なく、釣れるのはアジばかり、21時頃30cmアップを含めてようやくツ抜けして、今夜はアジの夜か・・・と割り切ろうと思ったとき・・・
潮下に流れすぎた仕掛けを回収しようと、軽く煽った竿が・・・
ズイィィッッ・・・・と絞り込まれた!
左沖にある根の向こう側へ走る!
『あの引きだ!』
気持ちを切り替えて身構えた直後・・・・
動かなくなる・・・根に張り付いた!
(>_<)
「ええええっっ~~~~」
微動だにしない竿先・・・
落ち着け・・・・と自分に言い聞かせながらテンションをギリギリまで緩める。
数秒~数十秒? 波と風と心臓の鼓動しか聴こえない、短いが長い時間・・・
ツツッ・・・クイッ・・・ 竿先が入った!
「出たっ!」
根からやや強引に引き離し、更にもう一段手前の浅い根をかわす!
ハリスの根ズレが気になったが、竿に乗りそうな重さだったので思い切って抜き上げ!
横たわったのは、良型のイサキ! 37~8cmといったところか?
前回の忘れ物には程遠いかもしれないが、攻めづらいポイントでの結果なので納得、日付を跨いだところでコマセが無くなり、カゴの部は終了?
新たな自縛霊ポイントを作らなくて良かった。
(^_^;)
さてさて・・・
ぐぐ~~~~んと内房を上って、有名なサヨリン堤へ移動して車中で2時間ほど仮眠をとり、5:00起床!
今度は少々苦手なサヨリ釣り、今年は比較的難易度が低いようで、サヨサヨ水産のCEOなどは、市場に出荷出来そうなほどの釣果を上げているそうだが、日曜の朝というのに閑散とした釣り場に、半信半疑で仕掛けを投入・・・
この釣りは、仕掛けを40~50mほど投げて、引いてくる
投げて・・・・引いてくる・・・・・
投げて・・・・引いてくる・・・・・ククンッ!
グイィィ~~ン!
お魚が掛かっても、合わせず少し早めに巻いてくると暴れず付いて来る。
但し、抜き上げ直前で事の重大さに気づくのか、グイグイ!バタバタ!とえらい勢いで暴れまわるのでスリル満点!
その身をくねらせて、海面を飛び上がる姿が小さな龍を思わせるので、ここで釣れる大型のサヨリを人知れず
「銀小龍」
と呼ばせてもらっている。
この釣りのクライマックスは、
竿先に出る当たり・・・と同時に宙を飛ぶ魚影!
これに尽きると思う。
この日は、新兵器をゲットしてルアーマンの髭のshinjiさんも合流!
業界?では未開拓ゾーンのサヨリングを模索しているとのこと(貴重な画像ですよ)。
まだまだ、アジングのように時に餌釣りを凌駕するような釣果には至らないそうだが、そのチャレンジ精神は素晴らしい。
そんな訳で、夜釣り明けで疲労も蓄積していたので9:00で終了。
苦手のサヨリ釣りの割には、望外の良型14本!
納得の釣行でした。
日時:8月29日~30日
釣り場:アジ・イサキ南房某所、サヨリ湾奥某所
釣果:イサキ38cm×1尾、アジ20~33cm×13尾、サヨリ30~35cm×14尾
そんな訳で、夜は刺身祭りでした。
m(__)m