生協で買った百人一首は
解説書が入っていたので
絵札の後に解説をつけました
でも ネットで調べた百人一首講座の方が
好きだったのでそれも貼ってあります
リンクをクリックして下さい
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清少納言
夜をこめて 鳥の空音ははかるとも
よにあふさかの 關はゆるさじ
夜の明けないうちに、暁を告げる鶏の鳴き声を真似て関所を通った函谷関での孟嘗君の手をつかおうとなさっても、あなたと私の間の逢坂山の関所(男女が相逢うという名のある関所)は決して通しませんよ。
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
清少納言
式子内親王
玉のをよ絶なば絶えね ながらへば
そのぶることの よわりもぞする
わが命よ、絶てしまうなら絶えてしまえ、このまま生きながらえるならば、耐え忍んでいるわが恋が心が弱まって、いつか人目につくやも知れないのだよ。
式子内親王
天智天皇
秋の田のかりほの庵の 苫をあらみ
我がころも手は 露にぬれつつ
みのりの秋に、稲の穂を守る仮小屋に、宿って番をしていると、屋根の苫があらいので、わたしの袖が夜露にぬれていることだ
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
天智天皇
伊勢大輔
いにしへの 奈良の都の八重櫻
けふ九重に 匂ひぬるかな
八重から九重へ巧に移りきかせて荘重にめでたく歌ったから、同席の大宮人や歌人たちは、かっさいを送ったことであろう。
※ 『伊勢大輔集』によると上東門院へ奈良から桜の木が奉られた時、取り入役を紫式部から新参の作者にゆづられた、その時藤原道長から歌をよみ添えられよた言われて即座によんだ一首である。
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
伊勢大輔
小野小町
花の色はうつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
花の色(この場合桜の花)は、しばらあの間に、すっかり色あせてたことであるよ。(自分の容色の美しさが衰えできたことをさす)恋などのもの思いにふけって、むなしく降る長雨をながめ暮らしている間に。
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
小野小町
蝉丸
これやこの 行くも歸るも わかれては しるもしらぬも 逢坂のせき
これこそが、あの世間でいう、都から東国へ下る人も、都へ上人も、知る人も知らない人も、別れては逢い、逢っては別れる、その名のような逢坂の関なのだなあ。
蝉丸
和泉式部
あらざらむ この世のほかの おもひ出に 今一度の 逢ふこともがな
病気が重くなって、余生が長くないと思われますのてせめて、あの世での思い出に、いま一度ぜひあなたにお逢いしたいものです。
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
和泉式部
紫式部
めぐりあひて 見しやそれとも
わかぬ間に 雲隱れにし
夜半の月かな
久しぶりにめぐり会って、それかどうか見分けるつかもなく、雲に隠れてしまったあの夜半の月のように、あなたはあわただしく帰ってしまわれた、お名残りおしいことです。
ちょっと差がつく
『百人一首講座』
紫式部