フロンターレどうでしょう。’05~’06

いつも心にMind-1&LOVE KAWASAKI J1リーグ準優勝!リフレッシュしてNEXT STAGEへ!

千葉ロッテ31年ぶりの優勝。(やっぱりスッキリしない)

2005-10-18 | 野球どうでしょう。
千葉ロッテマリーンズは今シーズン素晴らしき変動を遂げた。
応援スタイル、ゲーム演出、スタジアム周辺でのイベントなど、球団、監督及びスタッフ、選手が一体となりチームとファンを近づけ、喜びをともに分かち合い、「ボールパーク化」を実現した。
そして、リーグ優勝。
優勝決定後、涙を流して喜ぶファンの姿。
とても感動的なシーンである。

しかし、心から「おめでとう」と言えない。

優勝決定方式の問題である。

パリーグの場合、136試合を戦い抜き、1位~3位が「プレーオフ」に出場することになる。
まず2位と3位のチームが第1ステージ(3試合制、2戦先勝)で争い、その勝者が1位と第2ステージ(5試合制、3戦先勝)で優勝を決定する。

この方式を採用した大きな目的は、「消化試合」を減らすこと。
レギュラーシーズンでの順位決定の場合、あるチームが圧倒的な強さで残り試合を多く残して優勝を決めてしまうと、以降の試合は「消化試合」となる。

厳密に言えば、レギュラーシーズンの場合優勝を逃したチームにはAクラス入り(3位以内)という目標があるが、この「Aクラス」のメリットについて、ファンは価値を見出せるかどうか疑問である。
「Aクラスの特権、わかりますか?」

プレーオフ制は、「消化試合を減らす」ことにおいては成功を収めたといえる。
昨年、今年と最後までレギュラーシーズンが盛り上がったことをセリーグと比較すれば明白である。

しかし、どうしてもプレーオフ制について疑問が残るのは、「レギュラーシーズンでの順位」の価値が薄れてしまうことだと思う。

今年の結果を実例として挙げれば、
第1ステージ 2位千葉ロッテ対3位西武
レギュラーシーズンでは18.5ゲーム差である。
もし西武が勝ち上がっていたら、千葉ロッテファンだけでなく、一般の人からも不満の声があがるだろう。
第2ステージ 1位ソフトバンク対千葉ロッテ
最終戦までもつれ込んだが、結果は千葉ロッテの優勝。
レギュラーシーズンでは4.5ゲーム差。
ホークスはわずか0.5の差で「1勝」のアドバンテージ(5ゲーム差以上)を失っている。

ソフトバンクホークスはこれで2年連続レギュラーシーズン1位にもかかわらず「優勝」「日本シリーズ出場」を逃してしまった。
136試合という長丁場を戦い抜いた上での1位が、だ。

何故か。
「コンディション」「勢い」である。
第1ステージで戦う2チームはレギュラーシーズンの「コンディション」を保ちつつ、且つ勝ち上がれば「勢い」という付加価値を獲得して第2ステージに向かうことができる。
一方、1位のチームは…
第1ステージの間、待つことになる。
レギュラーシーズンからの「コンディション」「勢い」を失わざるを得ない。
その上で、第1ステージの勝者を迎え撃つことになる。

これが1位に対してアドバンテージを与えたことになるだろうか?

結論として、現状のプレーオフ制のルールは「白黒」つけるためには不完全だと思う。

とはいえ、千葉ロッテマリーンズの優勝は現状のルールにおいて正当なものであり、優勝までのプロセスを含め敬意を表したい。

しかしながら、どこか後味の悪い感覚を残してしまうのは、長丁場を戦い抜いたチーム・選手、応援し続けたファンにとってプラスとはいえない。

かなり長文になったため今回は問題点の提起までに止めておくことにするが、批判ばかりしていては「批評家」になってしまうので、次回、既出案になるかもしれないが私なりの「来期パリーグへの提案」をしたいと思う。

…サッカーネタとは違いすぎる「ど真面目」記事でした。
ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でした&ありがとうございました。

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