フロンターレどうでしょう。’05~’06

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パリーグ「プレーオフ制」改善のご提案。

2005-10-19 | 野球どうでしょう。
既出かもしれませんが、私なりにまとめてみました。

(前回の続き)
結論として、現状のプレーオフ制のルールは「白黒」つけるためには不完全だと思う。

さらに言えば、プレーオフ制については基本的に反対である。
なぜなら、現行のアグリーメント(規約)ではレギュラーシーズンの価値が軽視されるだけでなく、さらに1位に不利な状況を与えてしまう危険性があるからだ。

しかしながら、毎年大幅にルールを変えてしまうと応援しているファンは戸惑ってしまう。

プレーオフ制を即時止めるというのではなく、現行ルールに「応急措置」を施すことが必要であると思う。

応急処置案として、私からは2つ提案してみようと思う。
①上位チームに対して、ゲーム差に関係なく「1勝」のアドバンテージを適用する。
②レギュラーシーズンにも「賞金制」を導入する。

①について
現状のパリーグのアグリーメント(規則)では、1位チームは2位に「5ゲーム以上」差をつけないと「1勝」のアドバンテージは適用されない。
→今年のホークスとマリーンズの差4.5ゲーム
5ゲームの理由は?
また、2位と3位には「1勝」のアドバンテージは条件問わず適用されない。
→今年のマリーンズとライオンズの差18.5ゲーム

各ステージとも上位チームのホームでゲームが行える、というだけではアドバンテージにならないのではないか。
もっとレギュラーシーズンの順位を尊重すべきだと思う。
複数の条件(勝率、勝利数)で僅差の場合は細則が必要とはいえ、第1、第2ステージとも「1勝」のアドバンテージを適用することにより、レギュラーシーズンでの順位を尊重し、プレーオフにおいて順位の優劣を明確にできると思う。
「最終戦、2位と3位を決める戦い。この試合を取るかどうかでプレーオフの立場は大きく変わる。」1勝の重みを感じるスリリングなゲームが展開されるだろう。

②について
セリーグ、パリーグ共に言えることだが、リーグ優勝した場合、何が与えられるか?
セリーグ→優勝トロフィー、同レプリカ、優勝ペナントを授与する(優勝トロフィーは持廻りとする)
パリーグ→表彰状・トロフィー・ペナントの授与をもって行い、トロフィーのレプリカ(2個)とフラッグ(3旗)を付す。また、レギュラー・シーズン勝率第1位球団は別途表彰する。

日本でこれだけ多くのファンを抱え、もっともメジャーといえるプロスポーツで、優勝チームに与えられるのは上記と「名誉」だけ。
まさに「ペナントレース」と呼ばれる所以である。

ゴルフは、各大会ごとに個人に賞金が与えられる。
サッカーJリーグでは、J1の場合優勝クラブ2億円、2位1億円…7位までに賞金が与えられる。
(ちなみにサッカーJ1では我らが川崎フロンターレも賞金圏内まで上昇し、「賞金獲得、ひとつでも上の順位を目指せ!」と盛り上がっています)

お金が全てだとは思っていない。
しかし、プロスポーツである。

賞金制を導入した場合のメリットについて
・「消化試合」を減らす。
・順位の価値観を分かりやすく認識してもらう。
→レギュラーシーズンのみの場合、優勝以外の順位に大きなメリット、特にファンが知りうるメリットがあるかどうかは疑問。
セリーグの場合、例えば1位から3位までに賞金を与えることで、Aクラスの価値がファンにも分かりやすくなる。
パリーグの場合、レギュラーシーズンでの順位で1~3位に賞金を与えることで、136試合の結果に対する価値を明確にすることができる。
欲を言えば、プレーオフに冠スポンサーを付け、優勝チームのみに賞金をつけるのに加え、①の1勝アドバンテージを併用することで、プレーオフ制の価値だけではなく、優勝に近い「レギュラーシーズン1位」にとってアドバンテージとなりうるのではないか。

この賞金制について大いに参考になったのは、今年から導入された「交流戦」である。
当然ながらセ・パのチームがシーズン中に対戦する新鮮さが最も面白いと感じた理由だが、優勝チームに5000万円の賞金が与えられることにより、交流戦自体が「ミニリーグ化」して最後まで白熱した戦いになったと思う。

スポンサーの獲得、賞金額の決定など問題は残るが、この賞金制についてはセ・パ問わず、個人の年棒だけでなく、頑張ったチームも評価できるシステムにしても良いのではないか、と強く思う。

以上がプレーオフ制における改善策のご提案である。
最後に、あくまでもプレーオフ制の導入、しかもパリーグのみでの導入には反対である。

…さすがに2回連続でヘタクソな長文を書くと疲れますね。
それよりも、もしこの記事を2回連続で見られたという希少な読者の皆様、本当に長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
賛否両論あるかと思いますが、とにかく「プロ野球」がもっと楽しくなるようにいろいろ考えていきたいと思います。

日本シリーズが終わった頃に、「日本プロ野球全体としての問題点」について、懲りずに投稿予定です。
ヒント:阪神と千葉ロッテの「コンディション」「勢い」の格差

ではでは。

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