はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

配信観劇その2。 「エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」

2021-05-08 19:18:12 | 記録:観劇

GW最終日。雨の一日。憂鬱な日に見ましたよ!
「エリザべート・TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」

なんでも、「Go To イベント」対象だそうで。
制度自体知らなかったけど、割引価格で観れました。
しかも、生オケ!この時期にありがたいことです。


いろいろ話題のスペシャルバージョン、そして公演自体の千秋楽。出演者はこちら↓

トート:望海風斗
エリザベートACT(1):夢咲ねね
エリザベートACT(2):明日海りお
フランツ・ヨーゼフ:鳳真由
ルイジ・ルキーニ:宇月颯
ルドルフ:七海ひろき
ゾフィー:純矢ちとせ
マックス:悠真倫
リヒテンシュタイン:芽吹幸奈
少年ルドルフ:桜舞しおん
マダム・ヴォルフ:大月さゆ

綾月せり、麻尋えりか、扇けい、愛純もえり、大月さゆ、美翔かずき、如月蓮、琴音和葉、玲実くれあ、咲希あかね、天真みちる、貴澄隼人、菜那くらら、花陽みく、煌海ルイセ、蒼矢朋季

実力のあるOGをそろえた感じ。
しかも、月組出身が多いね~

現役の悠真倫さん以外は、2001~06入団者中心なのかな?学年が近いこともあって、息がピッタリな感じもした。(いやいや、宝塚出身というだけで結束力が固いからね)

 

だいもんのトート。
この前まで現役だったので、いつ練習したのか?というほど完成度が高いものでした。
比較はできないけど、声質が一路さんのような硬質な感じ。そしてその中でも情熱の炎がメラメラという印象。これを見ると、きいちゃんと本公演で見たかったなぁと思うばかり。3日だけなんてもったいない!
ちょっとだけ残念?だったのは、コンサートということで他の人が割と薄めだったので、その独特なメイクはどうなの?と思わなくもなかったけど。(あくまで個人の主観です)
いずれにしても、退団後、最高のスタートが切れたと思うので、今後の活躍、楽しみにしています

ねねちゃんは、現役の時以上に感情・表情豊かで、新しいシシィを見た気がしました。
それに、5年以上トップ経験してきただけあって、自信と度胸を感じるというか。星組とはあまり縁がなくて、「オーシャンズ11」くらいしか見ていないのだけど、あの時以上に「女優」を感じました。
だいもん、せーこちゃん他、同期や一期上・下が多数出演で、気心知れた人たちばかりで、安心感もありましたしね。


だいもんトートと同じく、一番の話題だったみりおちゃんのシシィ。
なぜか、’09月組の新人公演、’14花組のお披露目公演、どちらも見ていない。みりおちゃんは好きなのだが、トートはニンじゃない気がして。(ファンの方失礼)
余談でした。
美貌とお芝居力は十分でしたが、彼女の、可愛い顔に似合わない(失礼)低音迫力ボイスが好きだったので、ちょっとファルセットは、正直厳しかったなぁ・・・(あくまで個人的な意見です。聞きなれないから?)
彼女の歌の実力はこんなものではないのです。きっと、本腰入れて東宝の公演で長期間演じたら全然違うと思いました。
それにしても、多忙な現役生活を終えてもなお、ドラマに舞台に、次から次へとスケジュールが決まって、ファンの方は嬉しいでしょうけど、おばちゃんとしては大丈夫かしら?と思ってしまう。


としちゃんのルキーニ。
余裕すら感じ、現役でも行けますよね?という印象。本当に「狂言回し」という言葉がピッタリ。
登場するだけで、舞台を全部持っていくような。
いろんなルキーニ見ましたが、上位に入りますよ。新公だけではもったいなかったですね。
終演後の司会もお見事でした。


鳳さんのフランツ。
花組とはあまり縁がなく、お芝居自体あまり見たことがなかったけど、人柄かな?優しさがあふれ出るフランツで。ただ、だいもんとは花組で切磋琢磨してきた仲だからこそ、最後の対決シーンは手に汗握る迫力でした。


せーこちゃんのゾフィ。
’16宙組でも同じ役を拝見しましたが、あの時より貫禄が増してました。
伝統に縛られすぎて、頑なな姑感も。安定感がありました。


かいちゃんのルドルフ。
登場した時、メイクばっちり、開襟シャツで色気ダダ洩れ、ルドルフどうしたの?って、いい意味で笑っちゃった。
「エリザ」初出演ですよね?やる気満々だったんでしょうね。
退団後も独自路線で突き進んでるかいちゃんらしかったです。


コンサート形式とはいえ、やはり退団して経験を積んだ人たちはまた一味も二味も違う厚みがありました。
話題先行な感じでしたが、脇がしっかりしていてね。みんな現役でいてほしいくらいで。
穿った見方をすれば、OGにここまで実力を見せつけられると、稽古期間が短く多忙な現役生たちは今後ちょっと辛い部分も出てきますよねぇ。


オーケストラの皆さん同様、「キッチュ」の時、そして終演後、家で拍手してましたよ~
休演者もなく、最後まで公演できて何よりです。本当にお疲れさまでした!

終演後、まりんさんが語ってたように、「配信システム」を開発してくれた人、ありがとう
完全に配信を楽しんでいる今日この頃です

 

コンサートを見て、ますます素晴らしい作品ということがさらにわかりましたが、やはり「トートダンサー」の重要性を改めて感じ、ミュージカル・総合芸術として完成度の高いものだったんだと、思い知らされる公演でした。

 

それにしても、宝塚上演25周年という記念すべき年に、公演中止・無観客配信という、残念なことになりました。
さらに加えて言えば、初演の雪組メンバーがほぼ誰も出演してなかったこと。いろんな事情もあり仕方ないとはいえ、それだけ歳月が経ったことも実感しました。

 

個人的には、月組バージョンが見たかったなぁ・・・
CSでの放送、期待していいのかな?


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2 コメント

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Unknown (スナッチャー)
2021-05-09 08:07:27
おはようございます。

おっしゃる通り
「メイクの不揃い」気になりました。

望海さんは、普通メイクのトートにしたら
その歌声に集中できたのに・・・
(心の叫び)・・・その1

みりおちゃんは、大好きですが
男役トップさんで「歌うま」さんでも
女優になるとやっぱり
「高音」に苦労するのね~~(心の叫び)
(溜息)が出ました。

でも、禁足中のワタシには
刺激になったことは間違いない!(w
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Unknown (はぎお)
2021-05-09 17:13:52
>スナッチャーさん
こんにちは。
思いました??私だけではなかったのですね(笑)
コンサートなので、そこまでビジュアルにこだわる必要は無かったかもしれませんが、それもファンサービスの一つなのでしょうかね・・・

みりおちゃん、タイトなスケジュールでちょっと気の毒に思いました。あの役は、本人もきっと、じっくり稽古して挑みたかったのではないかと思います。

でも、懐かしい出演者を見ながら、「エリザベート」の世界を堪能できましたね!
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