先日、久々に「日本アカデミー賞」授賞式を見てました。(全く映画見てないのに)
巷で話題の「侍タイムスリッパ-」が作品賞、主演の山口馬木也さんが主演男優賞にノミネートされていたので、気になって。(まだ未見なのが残念)
何となく、顔と名前が一致する若手の方たちが大挙ノミネート。
ま、そうでしょうねぇ。
そんな中、御年91歳の草笛光子さんが主演女優賞にノミネートされてて、内野聖陽さんがエスコート。誰よりも、スターオーラがキラキラで、往年の「芸能界」みたいで、なんか素敵だった
ノミネート作も、社会派と、超大作、そして低予算ヒット作・・・とさまざま。
なにげなく見ていたのですが、作品賞こそ「侍タイ」が選ばれたけど、やっぱり、社会派や熱演、怪演が評価されるんだな、と。
憑依したかのような芝居、セリフの量、命がけのアクション。それはそれでもちろん素晴らしい。
素晴らしいことなんですが。
天邪鬼なので、つい思うのですが、何気ないセリフ、何気ない表情・・・そういうさりげなさが巧い人に惹かれるんです。
作品見てないから大きなこと言えないけど、主演賞にベテランがほとんどいないのも残念だったな、と。
そういえば最近、ぶっ飛んだ娯楽作品って少なくなりましたね。
近年なら「翔んで埼玉」とか「あぶない刑事」くらいかなぁ・・・
それに、もっと楽しい、そうだなぁ。
昔の、クレージーキャッツとかドリフ、寅さんとか、東宝の喜劇、みたいな「王道」。
笑わせるって、芝居の中でも一番難しいのではないかと。
芸人さんみたいに「ギャグで笑わせる」とかでなく、大まじめにやってることが面白い。
そういうのも、もっと評価されてもいいような気がする。
見る、見ないは置いといて、人気アイドル主演映画も流行ったよね。そんなものも過去の話。
もちろん、いろんな種類の作品があって然るべし、なんだけど最近は、若者の日常的な恋愛ものか、悲劇か、ホラーか、リアリティに溢れた社会派か。そういう「ご時世」なんですかね。混とんとした、個人主義の時代。
老若男女、家族が揃って楽しめるような、娯楽作品。って作るの難しいのかなぁ。
若い子がみんな同じ顔に見える昨今
映画館へもどんどん遠のいちゃうのかなぁ・・・