この音のマンションのオーナーさんは王様です。
王様はマンションの入口、つまりエントランスでいつも皆を出迎えます。
ずっと立っていては疲れてしまうので椅子に座っています。
これが真ん中のドにある線です。加線と言います。
他の階はエレベーターを降りるとすぐに部屋の玄関があります。
ワンフロアで一世帯仕様。
ラグジュアリーでリッチなマンション。
お~、
なので、5線の階に椅子は必要ないのです。
しかし、このマンションは5線を越えるとエレベーターはなく、
階段を使わなければなりません。
つまり、5線の上と下(とても高い音と低い音)には
加線が必要になります。
上のマンションは「不思議な音の国」で習う音までしか書いていないのですが、実際はもっと高い音、低い音まで5線の中で書くことができます。
ト音記号は一番上の線に載せる「2点ト」
ヘ音記号は一番下の線にくっ付ける「へ」
の音までは加線は必要ありません。
5線から外れる音にのみ、
その音のために特別に線を書き加えるのです。
だから、王様とドラゴンには椅子が必要なのです。
5線の中で書けませんので。