

JJ君への Q&A のみ イッテみたく思います


Q : 観賞を信じますか?
JJ : いわゆる迷信は信じない方ですが、観賞はある程度あると思います。
観賞は顔立ちによってその人の運命が決まっているものですが、
私はそんなことより“目の震え” “トーン” “手振り ”など、
習慣からにじみ出る普段の行動を見れば その人がどんな人なのか大体分かります。
俳優だからなのか、人を観察します。
顔で運命が決まる観賞は分かりませんが、変われるとも思います。
普段の習慣や話し方などを上手く作っておけば、いい方向に流れないかな(笑)


Q : ここ1年間、映画界の内外で話題になった作品に主演として名を上げましたが。
JJ : ・・・・・(肯定も否定もしない、つまり認めてるんだな

以前は韓国映画が10本出たら その中の1本ぐらいはうまくいきましたが、
今はほとんどヒットしてないかな?
シナリオを選ぶために4~5年無駄に過ごしましたが、
二度としてはいけないという覚悟?約束? そんなものがあります。
Q : その誓い通り『泥棒たち』で新たな出発を迎えました。
JJ : 主役・助演を問わないことにしました。
Q : 観客1298万、歴代の韓国映画興行1位になった『泥棒たち』以降も気持ちを変えてない。
JJ : 良い映画で主演ばかり待っていては 自分の状況を積極的に作れないと思います。
今までは幸運だけを望んでいたのではないか….
若かった時代を過ぎてみると、私をもっと見せることが重要だと分かりました。
おそらく年齢?(笑)そんな影響もあるでしょう。
Q : 映画が始まり、1時間が過ぎて登場するが、
“比重”より“役割”に集中して『観想』に合流したそうですね。
JJ : ある日、父に聞きました。
首陽大君役を演じるが、どうかと。
すぐ「お前とスヤンは合わない」でした。ハハ。
一番近くにいる両親が見てもそう思うので、他の人はいかほどかと思いました。
意欲はありましたが、なかなか選択出来ず、ハン・ジェリム監督に会いました。
“もっと男性美のある俳優を探して下さい”と逆に提案もしました。
しかし監督は“スヤン役の俳優には王の子孫感が必要だ”と言われました。
Q : 結局、貴族に見えると言う言葉に乗ったのか。
JJ : 爆笑



Q : 長年の習慣らしいが、撮影のない日も毎日午前中は必ず運動で一日を始める。
酒を飲むと顔が腫れるから映画撮影の数ヵ月間は口にしないそうだが。
JJ : 二日酔いの回復に3~4日かかりますが、
運動で汗をたくさんかくと回復する体質です。
Q : (ある芸能情報番組が1993年に放送したドラマ「恐竜先生」で
上半身を出してる資料映像を見せる)
JJ : え!どうして胸がこんなに大きいんだろ(驚)
「砂時計」当時はコ・ヒョンジョン先輩より老けて見えるから苦労して、
“もっと若く見せたい”と、思いました。
Q : 今年初め、本格的なノワールジャンルで注目された『新世界』の続編をはじめ、
アクション『無頼漢』、プライベート賭博場が背景となる『ビッグマッチ』などを
検討しているそうだが、3本全てを演じる可能性が高いのか。
『新世界』続編には、ファン・ジョンミン、チェ・ミンシクなど主演俳優すべてが
出演を約束した状況らしいが。
JJ : 『新世界』続編ではアクションがもっと強調されます。
現在監督がシナリオを書き直しています。
『無頼漢』は来年出演する予定です。
それに先立って『ビッグマッチ』への出演を検討している状況です。
無駄な時間を過ごさないよう約束します。


Q : 『新世界』では静なる演技で大変だったと思うが、
反対に今回はすっきりするほどエネルギーを発散する演技で良かったでしょ。
JJ : 俳優の立場では、色あせたキャラクターより、
噴き出すキャラクターの方がずっと面白いです。
観客にもより上手く見えるようです。
おかげで『観想』を見た方達の褒め言葉が続いています。
しかし、私が上手く出来たというより、キャラクター自体の長所のため、
評判良かったことが目立っているのは分かっています。
でも、このようなキャラクターを演じるのは面白いからと言って
簡単だということでは絶対ありません。
Q : 演じながら苦労した点は何ですか。
JJ : シナリオに首陽大君は“狼の顔をした脅威的な人物”と表現されてました。
今まで私のイメージは“脅威的で圧倒的”なイメージではないじゃないですか。
さらに、父まで“お前が何で首陽大君を演じるのか”と笑いました。
それなら、無茶でも私が脅威的な人物として強調する演技をしなければいけません。
個人的にそんなにオーバーなことは好みません。
それでシナリオを受けた後、1週間以上悩み、ようやく“挑戦してみよう”と決心しました。
キャラクターの歩き方、笑い声一つを取っても細心に気をつけました。
衣装とメイクまで演技の一部と思い、必死に準備しました。
「動物の王国」やナショナルジオグラフィック等を見て、狼やハイエナの動きを観察しました。
朝鮮時代が背景なので、筋肉もわざわざ全て崩しました。
Q : そうそうたる俳優が役を持つマルチキャスティング映画だ。
分量の問題が気になるが。
JJ : 『泥棒たち』に出演する時もそうでしたが、
今回も“私の出番がカットされないか”という心配が少しあったのは事実です。
一流の俳優が一堂に集まり、毎回彼らの撮影がある度、
期待以上に良いシーンが作られました。
ランニングタイムを無視して長い映画を作ることもなく、当然、監督の立場で
“どんなシーンをカットしなくてはいけないか”という心配はせざるを得なかった。
当初、私の出番が中盤以降なので、もっとカットされたら大変じゃないですか。
と言って、私の出番を生かすよう働きかけはしませんでした。
プライドを守るため、編集室には近寄りませんでした(笑)
Q : 一生懸命撮ったのにカットされたシーンはありますか。
JJ : あります。
劇中 ライバルであるキム・ジョンソ役のぺク・ユンシク先生と向き合うシーンで、
私の台詞が ばっさりカットされました。
完成版を見て驚きました。
俳優としては残念ですが、映画全体のためなので受け入れるしかありません。
Q : 劇中、最近人気のイ・ジョンソクに遠慮なく害を与えるが、
彼のファンにどう対応しますか。
JJ : ジョンソクはもともと人気が高かったが、
『観想』を撮るまでは これほどではありませんでした。
その後「君の声が聞こえる」で大スターになりました。
もともとハイティーンスターとは親しくないので、
映画を見た彼のファンが私をどう思うか、ちょっと怖くなりました(笑)

Q : 『新世界』の続編が作られているそうですが、どう進行中ですか。
JJ : おおよその設計図が描かれた状態だったんですが、
パク・フンジョン監督が“新しくスタートする”と、再び最初からシナリオを書き始めました。
キャラクターの若い時代を描いたので、もっとアクションが多く、
活気に満ちた内容を入れたいそうです。
たいてい、一度書いたシナリオがあれば何とかして直そうとするのに、
パク・フンジョン監督は1からやり直しです。凄い人だ。
Q : 親友チョン・ウソンと同じヴィラに住むようになったそうだが、
毎日のように二人は会って酒を飲むのか心配だ。
JJ : そうならないよう努力しなきゃ(笑)
今月から同じフロアに住むようになりました。
不本意ながら二人とも最新作で悪役を受け、お互いの演技に対する話をしました。
お互いの演技について細かい評価はしません。
『太陽はない』以降、共演できる作品を探しているのに、簡単ではありません。
今もそのような作品を探しています。