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プラーナと家庭料理

スーザン・シュムスキーによれば「プラーナ」も「気」も「オーラ」も同じエネルギーであるそうだ。確かに同じ種類のエネルギーであろうが、同一と言い切ってしまうといささか分かりにくい部分もあるので、自己流で多少解説を加えてみたいと思う。


プラーナはインドにおける宇宙エネルギーの名称であり、西洋ではアルゴンエネルギーと呼ばれている。東洋では「気」と呼ばれる。これは昼夜を問わず比較的簡単に見ることが出来る。天気の良い日中に明るい空を見上げ、少し焦点を手前の方にずらしてみると、ごく小さな白い光の粒のような物が激しく飛び回っているのを見ることが出来る。天気が良く日光が強いほどたくさんの光の粒子を確認できる。例えて言えば、顕微鏡の視野の中で元気に動き回る精子のようにも見える。

就寝時に部屋を暗くし、しばらくして目が暗闇に慣れて来ると、無数のキラキラと小さな光が明滅するのが見える。これは錯覚でもなく、目が疲れているせいでもない。昼間天気が良かった日はプラーナの数が多くなる。日光で良く干された布団であれば多数のプラーナが点滅するのを観察出来る。日光に良く干した布団で寝ると元気になって運が良くなるという風水の説は、このプラーナを寝ている間に吸収できるからであろう。

プラーナは宇宙エネルギーであり、人も生物もこのエネルギーによって生命を完全な状態に保つことが出来る。食物を一切食べなくても生きている「不食の人」はこのエネルギーを取り込む事によってその生命を保っていると言われる。「仙人が霞だけを食べて生きる」というのはまさにこの事である。プラーナエネルギーを全身の組織に運ぶ役目をになっているのが血液であり、水分は大変重要である。食物は食べなくてもすぐには死なないが、水を飲まなければすぐさま死に至るのはこの為である。

人体の精緻な命のメカニズムは、食物の栄養素だけでは維持する事が出来ない。我々が学校で学んだ栄養学は真理ではない。生命のエネルギーであるプラーナは水や空気、食べ物に含まれ、飲食、呼吸、入浴によって身体に取り入れることが出来る。食物を食べるということは、栄養素やカロリーを摂取するだけでなく、実はプラーナを身体の中に取り込んでいることに他ならない。当然ながら自然に近い環境で育った、新鮮な食物ほどプラーナの量は多く含まれる。人工的な栽培や農薬や添加物が多量に含まれるような食品などは含有量が少なくなる。調理法によってもプラーナの量は変化する。電子レンジで調理すると、プラーナは極端に減少する。風水では電子レンジで調理した食べ物は「気」を著しく損なうとされている。

プラーナの吸収は呼吸や飲食以外にチャクラを通じて行われる。人体には七つのチャクラ以外に手や足などのチャクラを通じてプラーナを取り込んでいる。見える人の話ではチャクラからは蓮の実のようなラッパ型のものが出ていて、そこからプラーナを出し入れしているそうである。人は意識するしないに関わらず始終プラーナを放射、発散している。寝床の中で自分の指先や手のひらをじっと見つめてみると、光の微粒子が点滅しているのが良く分かる。(手は最も強くプラーナを出している)意識してプラーナを放出するのがまさに「気」や「レイキ」の療法であろう。

家庭の手作り料理が何故美味しいのか。それは母親が愛する家族のために心(念)を込めて作るからである。念もプラーナであり、母親の手や身体からプラーナが放射され、料理には多くのプラーナが含まれる。美味しいだけではなく、まさに身体が必要とする本当のエネルギー源がたっぷりと入っているからである。手間をかけた家庭料理はコンビ二やスーパーのお惣菜とは似て非なる存在なのである。

念を込めて「手かざし」で食べ物の農薬や添加物の毒性を消す方法がある。これは手から出るプラーナエネルギーで食物に含まれる毒性を中和もしくは消すことである。家庭の手作り料理は「手かざし」にも匹敵する。美味しくて栄養があるばかりでなく、安全とも言えるのだ。

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