冥土院日本(MADE IN NIPPON)

プラーナのエネルギーを保存する

プラーナのエネルギーは誰もが使っているものです。重たいものを持ち上げみとき、複雑な間題を解くとき、危険を克服するとき、最初にとる行動は息を止めることでしょう。こうすると目的達成のためにプラーナを余分に補給することができるのです。けがをすると、無意識に息を止め、自分の身体にさわりますよね。頭ではプラーナを理解していなくても、本能はプラーナを知っているのです。

息を吸うと、プラーナが身体に入り〈気〉の中心に蓄積されます。プラーナのエネルギーが吸収されればされるほど、細胞のひとつひとつに癒しの力、生命力が届きます。ヨーガの呼吸法(プラーナヤマ)は、プラーナの電池にあたる太陽神経叢(たいようしんけいそう)にプラ―ナのエネルギーを集め蓄積します。ヨーガの呼吸.は身体をプラーナのエネルギーで溝たし、痛気を予防して、意志の力、集中力、自制心、スピリチュアルな目覚めの意識を高めます。

適切な呼吸とプラーナヤマを実行しながら、ウォーキング、自転車、水泳、ヨーガ(アーサナ=ヨーガのポーズ)などの適度な運動をおこなうと、血液に酸素が巡り生命力が活発になります。このとき激しい運動のような緊張や酸素不足は起こりません。

深い瞑想は自動的に呼吸をコントロールして、ゆっくりと規則正しく静かなものにします。サマディ (心と身体が平静にある)の状態のとき、呼吸は非常に純度を高めて知覚できなくなります。呼吸が止まっているように見えるのです。実際は、呼吸は止まっていません。呼吸をしているのでもなければ、呼吸を止めているのでもない、宙ぶらりんの状態なのです。

この状態で微細身はプラ―ナの最も純度の高い形を吸収し、最もとらえにくいプラーナ・エネルギーの通り道、たとえばスシュムナ・ナディ(脊柱管を走るエネルギーの導管)を開き、その導管を通じてクンダリー二(身体のなかの特別なプラーデのエネルギー)は自由に動きまわることができます。プラーナの純度が高くなると、呼吸は浄化され、至福に満ち、精神を豊かにします。そのときあなたは神の呼吸、聖なる呼吸をすることになるのです。

心のなかで動いているプラーナの小さな流れをコントロールすることを学ぶと、宇宙のプラーナをコントロールしている秘密の鍵が開きます。この秘密を知ればどんな力も恐れることはなくなります。なぜなら宇宙にあるすべての力を手に入れたのですから。

(続く)

●スーザン・シュムスキー(著)「オーラ・ヒーリング」徳間書店刊より抜粋紹介

コメント一覧

フォトン
M総合研究所さん
ご訪問とコメント有難うございます。
多忙でしばらく更新が出来ずにいましたが、また再開いたします。今後とも宜しくお願いいたします。
M総合研究所
貴殿の記事に注目しているものです。

僕の魂が共鳴するところが多々あります。

これからも宜しくお願い致します。

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