前回の続きです。
●『個人的存在の彼方』
G・カミンズ(著)浅野和三郎(訳)より抜粋引用
(引用開始)
そうは言っても、彼らが地上生活を六回送っても、人間的体験全体から見ればホンの一部分しか体験できないことは確かである。苦労したと言っても、その程度はしれたものである。人間の意識の全範囲、人間的感覚の全てに通暁するなどということはまず出来ない相談だと言っていい。なのに私は、地上生活の体験を十分 . . . 本文を読む
マイヤースの霊界よりの通信による、生まれ変わりと類魂についての説明を『個人的存在の彼方』から抜粋してご紹介する。
前回の続きです。
●『個人的存在の彼方』
G・カミンズ(著)浅野和三郎(訳)より抜粋引用
地上での動物的本能の赴くままに生きた人間が、今度は知的ないし情緒的生活を体験するために再び地上に戻ってくることは、これは紛れもない事実である。言い換えれば、私のいうアニマル・マンは間違い . . . 本文を読む
アイルランド出身の「ジェラルディン・カミンズ」は劇作家であったが、優れた自動書記能力があり、当初、聖書時代(キリストの少年、青年時代)に関する霊界通信を受け取っていた。一連の聖書時代の通信が終了すると、フレデリック・マイヤースと名乗る霊からの通信が届けられるようになった。それをまとめたものが『永遠の大道』『個人的存在の彼方』の二冊であり、『マイヤースの通信』と呼ばれているものである。
マイヤース . . . 本文を読む
今回から、スピリチャリズムの発展に寄与したマイヤースの《類魂説》について数回に分けてご紹介する。
●『永遠の大道』
G・カミンズ(著)浅野和三郎(訳)より抜粋引用
類魂は、見方によって単数でもあり複数でもある。一個の高級霊が複数の霊を一つにまとめているのである。脳の中にいくつかの中枢があるように、霊的生活においても、一個の統括霊によって結ばれた霊の一団があり、それが霊的養分を右の高級霊から . . . 本文を読む
前回の続きです。
浅野和三郎は前回ご紹介した講演の中でイギリスの古典文学者で詩人のフレデリック・マイヤース(1841~1901)の通信から祈りに関するマイヤースの言葉を引用している。
マイヤースは生前、自分の死後、霊界から通信を行うことを公言していた。死後30数年の後に霊界から送られてきた彼のメッセージをまとめたものが『永遠の大道』『個人的存在の彼方』である。マイヤースはこのメッセージの中で『 . . . 本文を読む