京都市動物園の旧ペンギンプール。右端が本日の主人公、カラシナちゃんです。
オトナと同じ柄になりましたが、まだまだコドモ（赤ちゃんではありません）。何でも珍しいお年頃で、オトナのまねをします。
マネをされているのは、モテ男のガマ君（手前）と、元カノジョのナズナちゃん。「ぼへ～～っ！」と熱烈に鳴き交わしています。
「なんかおもしろい」と思っているみたいにカラシナちゃんがマネしていると、
「コドモは向こう行ってなさい！」と、怒られてしまいました。
あたふたと逃げるカラシナちゃん。ぐずぐずしていると、クチバシでどつかれます。
パレード途中でコース仕切りのヒモにイタズラするジェンツー、登別です。
さて、クチバシの一部が黄色いジェンツーですが、お口の中も黄色いの、お気づきでしたか？
しかも、黄色い舌にはとげとげイガイガの突起がびっしりついています。向きは、口の奥に向かっています。
どのペンギンにもあります。何の役に立つのかというと、
これです。サカナを捕まえて食べるとき、頭から口に入れれば、サカナは出戻りしづらくなります。ウロコが突起に引っかかる。
しかも、とげとげは上顎にも生えているので、両面挟みとなります。
写真は名古屋東山の王様。大きなホッケを連続丸呑みしています。
あのイガイガ舌でなめられたらどんな感触かと妄想するのですが、鳥類の舌は口の外にペロリと出ることはないんじゃないかと思います、残念ながら。
「『ここからスタート』って書いてあるじゃん。」
「見ないフリ～。」 「放っとこ。」 暴れ者のくせに妙に生真面目なごう君を、無視して粛々と進む仲間たちでした。
「ジャマする気？ かんでやる！」 飼育員さんの手にクチバシ攻撃をかけるジェンツー、ごう君は男子ですけど。
こちらでは雪壁をよじ登る仲間のシッポをつかまえようとしていましたが、たぶんコースアウトをやめさせようとしているわけではないでしょう。
散歩コースにたっぷりと新雪がつもった時は、雪を楽しむジェンツーの活き活きとしたおてんば活動が見られます。
お知らせ： 次は１月１２日です。
冬のおたる水族館はジェンツーの雪散歩が楽しい～！ なんといっても、ペンギンたちが最大に楽しんでます。
スタート直後、早くも雪を蹴立ててコースアウトしようとしたり。
喧嘩が始まったりします。左の個体は、コース外の雪盛りを走破してきて、仲間の列めがけて飛び降りてやろうと狙っているようです。
「『「雪の上にあがらないで』ですって？ ペンギンは字が読めませんのよ、おほほほほ～！」
人間向けの注意書きだから、べつにいいんですけど。ついにみんなでフカフカのコース隔壁に上って、破壊工作開始！
ジェンツーは、性別にかかわらず見た目が「お嬢様」っぽいと思います。どれもメスに見える・・・。で、こんなふうに大暴れしていると、「おてんば」だと感じます。もう古語認定ですかね、この単語。
明けましておめでとうございます。この一年も佳きペンギン年となりますようお祈りいたします。
今年もペンギン・プレイス『ペンギン音頭』をよろしくお願い申し上げます。
写真は海遊館キング３０２君。
