peaの植物図鑑

日本最初の溶鉱炉と大島高任 2016年7月13日(水)

2016年7月13日(水)「平成28年度・芦東山記念館館長講座」第2回『日本最初の溶鉱炉と大島高任』の演題で行われました。(13:00~14:30時)。講師細井 計(ほそい・かずゆ)館長

2015年7月8日、ユネスコの世界遺産委員会により、釜石市の橋野鉄鉱山を構成資産に含む産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産登録が決定してから、橋野鉄鉱山跡と盛岡藩生まれの「近代製鉄の父」・大島高任(おおしま・たかとう)が脚光を浴びています。今回は、この大島高任についてのお話しでした。 

江戸末期、欧米列強の脅威から国を守るため、日本各地で大砲を製造するための設備として「反射炉」が建設された。しかし、日本古来の「たたら製鉄」は従来、刃物や農工具などを製造してきた製鉄法で、大型で丈夫な大砲を造るには限界があった。大島高任は、反射炉で使うための鉄の原料として、良質な鉄鉱石から造り出す銑鉄(せんてつ)が必要と考え、甲子村(現在の釜石市)に洋式高炉を建設。安政4(1858)年12月1日に日本で初めて磁鉄鉱(鉄鉱石の一種)の精錬に成功した。現在も12月1日「鉄の記念日」に制定されている。

 

(上と下)『いわて~「世界遺産の國、いわて。」観光ガイドブック』より


今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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