奥の細道を訪ねて(第14回)~親鸞聖人上陸の地&五智国分寺&芭蕉句碑&キバナコスモス 2013年9月11日(水)
「五智国分寺」を目指していましたが、先に「親鸞聖人上陸の地」を見学してからということで、そちらを先に訪ねました。東屋(あずまや)が建てられていますので腰かけて休憩できます。
五智国分寺には13:30頃、裏門から入り、居多神社(こたじんじゃ)の方へ出ることになりました。駐車場がありました。
五智国分寺(ごちこくぶんじ):新潟県上越市五智3-21-21(直江津駅の西約1.2㎞、国道8号線沿い南側)にある天台宗の寺院。奈良時代の天平年間(729~749)、聖武天皇の勅願によって各国ごとに建てられた国分寺の一つで、越後国分寺の分祀とされる。一般に”五智国分寺”と称されている。山号は安国山。詳しくは安国山華蔵院国分寺と号する。本尊は五智如来。
鎌倉時代前期の承元年間(1207~1211)には、越後へ流されていた親鸞聖人が、一時国分寺に寄寓していた、といわれるが、創建当初の国分寺の所在地については、寺地海中没中説もあり、はっきりしない。
現在の国分寺は、室町時代後期の永禄5年(1562)、上杉謙信が国分寺の荒廃を見るにしのびず、臨済宗円通寺の跡に再興したもの。当時70余坊を構えて栄えたといい、近世に入ってからも徳川将軍家が朱印200石を寄せて、保護の手を加えた。境域は約1万9000㎡、堂宇は、文政4年(1821)造立の本堂・仁王門をはじめ、三重塔、親鸞堂、経蔵などを備え、一隅に旅姿の親鸞石像が立つ。
本尊には、大日・薬師・宝生・釈迦・阿弥陀の五如来をまつり、”五智如来”として呼び親しまれている。木造大日如来坐像は国の重要文化財。建物のうち三重塔が新潟県の有形文化財に指定されている。安政2年(1855)に造立が計画され、慶応元年(1865)竣工したが、手直しされて明治10年(1877)ころ完成したもの。三間四方、高さ十六件一尺(約29m)、白木造り、豪壮な構えを見せている。[バスツアー参加者に配布されたプリント&下記WEBサイトより]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%99%BA%E5%9B%BD%E5%88%86%E5%AF%BA [五智国分寺(Wikipedia)]
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/ [越後五智国分寺公式ホームページ]
(下)五智国分寺裏門
(下)竹之内草庵:承元元年(1207)、専修念仏禁止の弾圧により、親鸞聖人は越後の国に流罪となりました。その時、国分寺住職は、聖人とは比叡山で同学の友だったので、国司に申し出て境内の五仏のそばに草庵を結び、この国分寺に住まわれた。その草庵は、竹林に囲まれていたので「竹之内草庵」と呼ばれるようになりました。
また、草庵には聖人が関東に旅立たれる際、別れを惜しむ同行の心根を思い、国分寺の北にある鏡ケ池に姿を映し刻まれた「親鸞聖人坐像」が安置されている。[五智国分寺公式ペ-ジ7より]
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage7.htm [竹之内草庵]
(上と下)梵鐘:この梵鐘は、世界初のステンレス製の梵鐘です。住友金属直江津工場の鋳造修了記念として、国分寺の再建と人々の幸せを願い寄進されたものです。[五智国分寺公式ページ6より]
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage6.htm [梵鐘]
(下5つ)国分寺本堂
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage1.htm [国分寺公式ページ1:国分寺本堂]
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage3.htm[国分寺公式ページ3:五智如来]
(下3つ)三重塔
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage2.htm [国分寺公式ページ2:三重の塔]
(下)経蔵
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage5.htm [五智国分寺公式ページ5:経蔵]
(下)芭蕉句碑:芭蕉=この句といわれるほどの代表作「古池や 蛙とびこむ 水の音 芭蕉」の句碑が立てられていました。
(下3つ)表山門から入って左手の方に高田で詠んだという芭蕉句碑が立てられています。「薬欄にいづれの花をくさ枕」と刻されているそうですが、「芭蕉翁」以外の文字は良くわかりませんでした。
(下4つ)千代恒素直「人よりもまず驚きて日盛りの暑さも弱る秋の初風」の歌碑
キク科 コスモス属 Cosmos:北アメリカ南西部から南アメリカにかけて、26種が分布する一年草または多年草。特にメキシコに約20種がある。属名は「装飾、美しい」の意で、花色の美しいことに因(ちな)む。主としてコスモス、キバナコスモスの2種が栽培されている。ほかにメキシコ原産種にチョコレートコスモスといわれるアトロサングイネウス C.atrosanguineusがある。
キバナコスモス キク科 コスモス属 Cosmos sulphureus
メキシコ原産の非耐寒性春播き一年草。大正初年に渡来。種小名は「硫黄色」の意。草丈が低く、秋咲きのコスモスとは異なる花色で、半八重咲きが多く見られる。頭花は径5㎝ほどで純黄色(’サニーイエロー’など)、朱橙色。
わが国では’サンライズ’cv.sunriseや’サニー・レッド’cv.Sunny Red、’オレンジロード’のような朱赤色の品種、矮性種が育成されている。花期が長く、真夏の暑さに負けずに咲き続ける強健種である。秋に涼しくなると花色が一層鮮やかになる。夏の鉢物、花壇用。花期:6~10月。栽培:日当たりが悪いと花が咲かないので、日当たりと水はけのよい場所で育てる。5~7月にタネを直播きする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40977266&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のキバナコスモス(黄花秋桜) 2012年8月29日(水)]
(下)表山門
http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/newpage4.htm[国分寺公式ページ4:山門]
(下2つ)表山門の両脇には、仏教の守護神である仁王像が安置されています。この像は、高さ2.7mの寄木造でできていて、口を開いている方が「阿(あ)形像」で、口を閉じている方は「吽形(うんぎょう)像」です。
ここから更に歩いて「居多神社」に向かいました。「大型バス駐車場」でバスが待っていましたが、乗らずに居多神社の見学です。