2011年8月13日(土)、のサハラガラスパーク(厳美町字滝ノ上)のガーデンには、様々な花木や草花が植栽されていますが、ピラミッドアジサイ/ノリウツギ’ミナヅキ’と思われるアジサイ(紫陽花)が花を沢山咲かせていました。
ピラミッドアジサイ/ノリウツギ’ミナヅキ’ アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea paniculata 'Grandiflora'
ノリウツギのてまり状になった種。外国では庭園樹として人気が高い。ピラミッドなどの園芸種が多く、欧米では庭園樹として扱われている。ドライフラワーに加工されている。
ノリウツギ Hydrangea Paniculata
東アジア、南西諸島を除く日本列島に分布し、山間部に自生する耐寒性落葉低木。樹高は2~3mになる。花形は普通円錐形で、大らかに白い花を巫女の鈴のように円錐状につける。30㎝ほどにもなる円錐形の花穂はすべて装飾花で、秋にはピンクに色づく。花の形状には変異があり、寒冷地では花形が扁平なものや赤く色づく種もある。花がてまり状になった種はミナヅキといわれ、改良種は庭園樹として欧米で人気がある。北海道に分布する大型のノリウツギ/ エゾノリウツギは現地でサビタの花と呼ばれ、幹はマドロスパイプに加工されていた。栽培:日なたから半日陰、水はけも水もちもよい用土を好む。乾燥に弱いので鉢植えは水やりに注意。混み合った枝は適宜切るが、剪定は落葉期に、花がら切りも兼ねる。
[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ(監修:藤井 清)」&講談社発行「四季の花色大図鑑」より]