peaの植物図鑑

レックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」

岩手県立花きセンターのレックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」
 2006年1月30日



2006年1月30日、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」の本館
の方にある「研修温室」の「低温室」に「ベニトチバ(紅栃葉)」とい
う名のレックス・ベゴニアが紅紫色の見事な葉をつけていました。



花と泉の公園「ベゴニア館」のレックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」
 2008年2月17日





2008年2月17日(日)一関市花泉町老松にある花と泉の公園「ベゴニア館」
を見学してきました。受付のすぐ近くに「レックス・ベゴニア」に分類され
ている「ベニトチバ(紅栃葉)」という名のベゴニアが展示されていました。
また、大温室の中にも同じものが、美しい茶褐色の葉脈を見せていました。
このベゴニアの葉は、多光量で紅桃色に変化するそうですが、一部赤紫色を
帯びていました。






レックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」
シュウカイドウ(ベゴニア)科 シュウカイドウ(ベゴニア)属
Begonia Rex-hybrida'Benitochiba'
レックス・ベゴニア根茎性ベゴニアであるレックス(B.rex Putzeys)
に、種々のベゴニアを交配し、さらに交配を重ねてできた一群の
ベゴニアを、園芸的には根茎性ベゴニアとは別に分けて「レック
ス・ベゴニア(rex-cultorum)」と呼んでいる。
レックス・ベゴニアの誕生
そもそも、インド・アッサム地方原産のレックスがヨーロッパ
にもたらされたのは、まさに偶然で、1856年にイギリスのシモン
氏がアッサムから輸入したランの葉鞘の間に挟まっていたのを、
ベルギーの園芸家ジーン・リンデン氏が発見したのが始まりと
いわれている。
リンデン氏はその頃ヨーロッパに新たに導入された葉の美しい
クサンティーナー(B.xanthina)や、ハタコア(B.hatacoa)
(当時の種名はルブロ・ベニア)を交配して、葉の美しい新種
を作り出していたので、このレックスをシモン氏から買い求め、
増殖して売り出し、1857年から58年にかけてこの苗を買った各
地の育種家が、一斉にこれを元にした交配に着手し、多くの交
配種が生み出された。
なお、種名のレックスという名称は、「王者の」とか「華麗な」
の意で、レックスを初めて眼にしたプッツェイ氏が、これはまさ
に「王者のベゴニアだ」といったことに由来するといわれている。
この交配によって作出された園芸品種を原種のレックスと区別する
ため、園芸品種はレックス・カルトラム(rex-cultorum Balley)
と表記することが提案された。
 レックス・ベゴニアは世界中で広く栽培されており、その品種数は
日本ベゴニア協会編纂の「ベゴニア・テェックリスト(2001年版)」
によると、2,224種、その内、わが国に導入されているもの315種、わ
が国で作出されたもの198種に達している。
レックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」B.'Benitochiba'は、
1970年代、御園 勇氏により、おびただしい数の交配種が作出され
たが、モミジ葉のレックスベゴニアB.Fillgree'「フィリグリー」に
ヤシ(椰子)葉の木立ベゴニアの原種B.luxurians「ルクスリアンス」
を交配することによって作出したもので、現在も広く栽培されている
中で、レックス・ベゴニアとしてはおそらく世界で最初の掌状複葉
(椰子葉)で、同氏の傑作中の傑作として、多くの人に育成されてい
る。
 半木性。Filigree×luxuriansの交配。1981年御園 勇氏の発表。
葉の色・形:全面赤紫色を帯びた銀白色で、葉脈部分は茶褐色。多
光量で紅桃色に変化。葉は中形。花は紅色。
誠文堂新光社発行「ベゴニア百科」(日本ベゴニア協会・編)より 

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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