peaの植物図鑑

一関市花泉町「紫館公園」のエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)2019年4月18日(木)

2019年4月18日(木)、朝から天気が良くて暖かい日だったので、岩手県の最南端の町・花泉町涌津にある「紫館公園(むらさきだてこうえん)」に行ってきました。 この公園は、桜の名所として知られていましたが、私は初めて訪れました。丁度桜がほぼ満開の見頃を迎えていました。

 坂を登って行くと、土手の斜面にエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)と思われる植物が花を咲かせていました。一関やその周辺でも、この植物は見ることが難しくなっています。

 エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)キク科 タンポポ属 Taraxacum hondoense

中部地方以北に分布する多年草。北海道に多いことからこの名がある。関東地方などでは以前は都市部に近い郊外などでもときどき見られたが、最近はすっかり減ってしまい、ごく稀に山里などで見かける程度になってしまった。はやや肉が厚く、長さ35㎝、幅2~8㎝。花期は3~5月。葉の間から花茎を伸ばし、濃黄色の頭花を1個つける。花茎は中空で、上部には毛が密生する。頭花は比較的大きく、直径4㎝ほどあり、舌状花の数も多い。

 タンポポの仲間の頭花は舌状花だけでできていて、頭花の下部は萼のような総苞に包まれている。総苞の形や大きさはタンポポの仲間を見分けるときのポイントになっている。

 エゾタンポポの総苞長さ2.5㎝ほどで、外片は幅が広く、内片のほぼ半分の長さで、ふつうカントウタンポポのような突起はない。

 タンポポの仲間の果実そう果で、果皮がごく薄いので、まるで種子のように見える。そう果の先はくちばし状に長く伸び、その先端に冠毛がついている。

 エゾタンポポのそう果長さ4~5㎝。冠毛は長さ5~8㎜。分布:北海道、本州(中部地方以北)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

コメント一覧

ムーミンママ
ニホンタンポポ
と覚えていました。

外来のはセイヨウタンポポと。

私が子供の頃もほとんどセイヨウタンポポになって」いて時々蝦夷タンポポを見かけると四葉のクローバー位の嬉しさでした!
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