2018年5月19日(土)、「花巻空港発着・びっくり九州とちょっぴり京都散歩4日間」バスツアーの第一番目の見学地は名古屋城などがある「名城公園」です。正門、西之丸広場から東門に向かって歩いて行くと表二之門、東南隅櫓にの近くの二之丸広場の隅に、花を沢山付けた素晴らしいセンダン(栴檀)がありました。
また、さらに歩いて行ったら二之丸広場と名勝二之丸庭園入口に植栽されているチシャノキが、花を沢山咲かせていました。
そして、名勝・二之丸庭園を観るためにそちらに行くと、「二之丸茶亭」などがありました。その入口付近に植栽されているウツギ(空木・卯の花)が、花をびっしりと付けていました。花は外側の花弁が淡紅色をしていましたので「サラサウツギ」ではないかと思います。
(上)東門方面を望む。(下)「藤下庵」という名の無料休憩所。
(上と下)「東南隅櫓」方面を望む。
(上と下)欅の木が並ぶ二之丸広場と名勝・二之丸庭園の境界付近。ボタン園がありましたが、花の時期はすっかり終わっていました。
ウツギ(空木)ユキノシタ科 ウツギ属 Deutzia crenata
「ウノハナ(卯の花)」の名でも広く親しまれている。枝を折ってみると、中心が中空なので、空木(うつぎ)の名がついた。山野の道ばたや伐採地など、日当たりの良い所に生える落葉低木。生け垣や庭木としてもよく利用されている。昔は畑の境界に植えられることが多かった。根もとからよく枝分かれして、高さ2~3mになる。樹皮は灰褐色で、短冊状に剥がれる。葉は対生し、長さ4~10㎝の卵形または広披針形で、両面に細かい星状毛があり、さわるとザラザラする。花期は5~7月。枝先に白い鐘形の花が多数群がってつく。花は直径15㎜ほどで、花弁は5個。花柄や花弁の外側、萼などには星状毛が多い。雄しべは10個。果実は直径5㎜ほどの球形で、熟すと3~4つに割れる。
花が八重咲きのものもあり、その中で、外側の花弁が淡紅色のものをサラサウツギ(更紗空木)と呼んでいる。葉には淡緑色の斑が入る園芸品種もある。材はやや堅く、楊枝(ようじ)木釘などに利用される。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]