「道の駅・厳美渓」 2009年10月18日(日)
2009年10月18日(日)、字沖野々(国道342号線沿い)にある道の駅・厳美渓は、連休の日曜日と行楽日和ということもあって、賑わっていました。地元の農家の人たちが出品している産直売り場の入口に「ヤエザキリンドウ(八重咲竜胆)」と書かれた名札がついた鉢植えが展示販売されていました。
リンドウ(竜胆) リンドウ科 リンドウ(ゲンチアナ)属 Gentiana scabra var.buergeri
日本の秋を代表する花のひとつ。根茎と根を乾燥したものを漢方では竜胆(りゅうたん)と呼び、苦味健胃薬として利用される。山野に生える多年草で、高さは20~80㎝になる。葉は対生し、長さ3~8㎝の卵状披針形で、先は長く尖り、縁には細かい突起があってややざらつく。根茎は太くない。9~11月、茎の先や上部の葉の腋に青紫色の鐘形の花をつける。花は長さ4~5㎝で、先は5つに切れ込み、日が当たると開き、日が陰ると閉じてしまう。花の内側には茶褐色の斑点がある。湿地に生える葉がごく細い線形になったものをホソバリンドウ(細葉竜胆)f.stenophyllaという。分布:本州、四国、九州。
「リンドウ」という名前は、本来、秋咲き種の「ゲンチアナ・スカブラ変種ブエルゲリ」という原種の和名である。しかし、このゲンチアナ属の仲間全体を「リンドウ」と総称することが多いため、混乱を避けるため、本来のリンドウを、「ササリンドウ(またはササバリンドウ)」と呼び替えるようになったらしい。
かつては水田周辺の草地やため池の堤防などにリンドウやアキノキリンソウなどの草花が沢山自生していたが、それは農業との関係で定期的に草刈りがなされ、草丈が低い状態に保たれていたためだった。近年、そのような手入れの入る場所が少なくなったため、リンドウをはじめこれらの植物は見る機会が少なくなってしまい、リンドウを探すことも難しくなってしまっている。園芸植物として、また野草としてよく栽培されるが、園芸店でよく売られているのは別種のエゾリンドウの栽培品種のことが多い。(以上、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」などより)