2018年1月19日(金)、一関市東山町長坂字久保の民家の庭に植栽されているアオキ(青木)が、黄色い斑が入った葉を茂らせていました。冬枯れの庭でこの葉がとても目につきました。
アオキ(青木)ミズキ科 アオキ属 Aucuba japonica
特徴:高さ1~2mになる雌雄別株の常緑低木。茎は根元から多数出て、よく枝分かれする。枝は緑色で太い。葉は柄があり対生する。葉身は厚く長楕円形で先は尾状に尖る。基部は広いくさび形で縁には粗い鋸歯があり、表面は光沢がある。乾燥すると黒色になる。
花は4~5月、枝先の円錐花序に付く。雄花序は大型で多数の雄花を付け、雌花序は小さい。花弁は紫褐色で4枚。果実は楕円形で冬に赤く熟す。
分布:本州(岩手県南部以南)、四国、九州。岩手県南地方が分布の北限で、内陸部では、衣川村、平泉町、沿岸部では山田町船越以南の林内に生育する。特にスギ林内でよく見られる。アオキには多くの園芸品種があり、盛岡など各地の庭に植えられている。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科」より]