http://www.rezmy.jp/rez232170/ [一関市立松川小学校]
2013年8月19日(月)、一関市立松川小学校(一関市東山町松川字中通42)から紅葉滝(もみじたき)公園に向かっていたら、農家と思われる大きな家の前にある納屋(?)の前に生えてきたナツズイセン(夏水仙)が、淡ピンク色の花を沢山咲かせていました。ヒガンバナの仲間は、何も見えなかった所から短期間の間に茎を伸ばして花を咲かせるので、初夏の庭仕事では注意が必要です。
ナツズイセン(夏水仙) ヒガンバナ科 リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris squamigera
中国から古い時代に入ってきたと考えられている多年草(球根植物)。毒草のため日本では庭にはあまり栽培されなかったが、最近は庭にも植えられているほか、人家の近くに野生状態で生えているものが見られる。8月中旬頃、地中の鱗茎(球根)から高さ60㎝ほどの花茎が伸び、直径10㎝近い大きな花を5~7個開く。花の色は紫がかった淡いピンク。花期:7~9月。
秋になると青白い線形の葉を出し、翌年の5月頃には枯れてしまう。この葉がスイセン(水仙)に似ていて、夏に花が咲くので夏水仙の和名がある。
栽培:日なたを好むが西日が当たらないように落葉樹の下などに植える。花後に出る葉で光合成を行うので切らないようにし、休眠中でも時々水を与える。繁殖は分球または種子による。
リコリス(ヒガンバナ)属の植物は、ヒガンバナ(マンジュシャゲ)L.radiata、キツネノカミソリL.sanguinea、リコリス・オーレア(ショウキズイセン)L.aurea、シロバナマンジュシャゲL.albiflora、リコリス・スプレンゲリL.sprengeri、リコリス・プミラL.radiata var.pumilaなど、いずれも何もないと思っていた所に唐突に花茎が伸びてきて花を咲かせるので、欧米ではマジックリリーとも呼ばれている。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38170988&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:奥州市水沢区「」のナツズイセン(夏水仙) 2011年8月28日(日)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35313645&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市磐井町のナツズイセン(夏水仙) 2010年8月21日(土)]